FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023 日本対セルビア(10月6日 東京・国立代々木競技場 第一体育館)

来夏のパリ五輪出場権獲得に挑む男子日本代表(世界ランキング4位・10月5日現在)は第5戦で欧州の強豪国・セルビア(同9位)と対戦。もう負けられない“勝負の3連戦”に突入した。

日本の成績はここまで3勝1敗。序盤に星を落としたことで4位と厳しいポジションにあり、今大会の上位2チームのみに与えられるパリ五輪出場権を得るためには、勝ち続けなければならない状況にある。特に今日の相手セルビアは、同じ3勝1敗ながらセット率で3位と、日本の上に立つチームだ。

第1セットを25-17で先取した日本は、第2セット序盤も、粘り強いレシーブでボールをつなぐと、勝負所を決めるバレーを見せるなど本来の持ち味を発揮。調子を上げている西田有志(23)がバックアタックを決めると、関田誠大(29)は絶妙のトスワークを見せる。センター攻撃とサイド攻撃を見事に使い分け、平均身長で8cm上回るセルビアをかく乱した。

中盤、攻撃の要である西田が足を痛める場面もあり、ヒヤリとさせられたが、キャプテン石川祐希(27)のサービスエースや、その西田のバックアタックで追加点。さらに202cmの小野寺太志(27)のクイックも決まり第2セットを危なげなく25-14で連取した。

今大会の男子日本代表はグループBに入り、世界ランキング2位のアメリカや、同7位のスロベニアと同組。パリオリンピック出場権獲得のためには、出場8カ国の総当たり戦で、2位以内に入ることが条件。

試合は第3セットに入っている。