FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023 日本対チュニジア(10月3日 東京・国立代々木競技場 第一体育館)

来夏のパリ五輪出場権獲得に挑む男子日本代表(世界ランキング5位・10月3日現在)は第3戦でチュニジア(同20位)と対戦。

ひとつも負けられない状況でも伸び伸びとしたバレーを見せ、セットカウント3-0で、このワールドカップ初のストレート勝利をおさめた。

攻撃面では初スタメンの髙橋健太郎(28)のクイックを効果的に使うなど、セッター関田誠大(29)のトスワークも冴え、石川祐希(27)、西田有志(23)、髙橋藍(22)らが存分に力を発揮した。第3セットに入っても攻撃の勢いは衰えず自分達のペースでバレーを展開した。

今大会での日本は、ここまで開幕から2戦連続でフルセットの戦いとなり、第2戦ではアフリカ王者のエジプトを相手に逆転負けを喫していた。

中でも第3セットは日本にとって鬼門で、ここまで2戦連続で落としていた重要な勝負所。特にエジプト戦では第3セットを奪われた直後から試合の流れがガラリと変わり、手痛い1敗につながっていたが、それも乗り越えた形だ。

今大会の男子日本代表はグループBに入り、世界ランキング2位のアメリカや、同7位のスロベニア、さらには同9位のセルビアと同組。パリオリンピック出場権獲得のためには、出場8カ国の総当たり戦で、2位以内に入ることが条件。

日本は明日4日、トルコ(同15位)と対戦する。