大阪有数の繁華街・難波エリア。そんな場所で撮影された写真が、今、話題になっています。

歩道に置かれたプランター
歩道に置かれたプランター
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歩道の端の車道沿いに、ずらりと丁寧に並べられた“プランターに植えられた樹木”。

よく見ると、立入禁止と書かれたテープで囲われている
よく見ると、立入禁止と書かれたテープで囲われている

一見、緑豊かな街路樹のようにも見えますが…、よく見ると「立入禁止」とかかれた黄色いテープで囲まれており、こんな警告文が貼られていました。

「この樹木は、道路上に放置されており、道路法第43条第2号に違反し、市民の皆さんの迷惑となっています」

そう、実はこの樹木、自治体が設置した街路樹ではなく、「何者かによって放置されたもの」だというのです。

「めざまし8」は撮影された樹木を確かめるために、現地を取材しました。

放置された100個以上の樹木 市が撤去要請も

取材班が現場を訪れると、写真の通り、歩道には複数の樹木がずらりと立ち並んでいました。

樹木は、建物を挟んだ反対側にも。街の人に話を聞いてみると…。

写真が撮影された場所だけではなく、別の場所にも
写真が撮影された場所だけではなく、別の場所にも

――放置されている樹木だと知っていましたか?
近隣住民:

え?そうなんですか。普通に公共のものかと思ってました。大阪って人が多いので、自転車も結構多いですし、人が多いという中で建物とか木かいろいろあると、歩くのがちょっと大変だったり、人とぶつかったりとかして、危ないかなと思います。

近隣の飲食店店員:
(木の陰に)不法投棄みたいなゴミがやっぱりあるので、(木があることで)そういうものの原因にもなるのかなって感じはします。

樹木の影には、不法投棄らしきゴミも
樹木の影には、不法投棄らしきゴミも

いったいどれほどの樹木があるのか。取材スタッフがプランターの数を数えてみましたが…。

その数、なんと101個

建物を囲うようにぐるりと130mほど並べられており、歩道の3分の1ほどをふさいでしまっています。

プランターに植えられた樹木は、いつからこの歩道に?

近隣住民によると、約10年以上前からあるという謎の樹木。

近隣住民:
もう7、8年以上は前からね。いや、もう10年以上になるんちゃうかな。

グーグルマップをさかのぼってみると、最も古い2009年の時点で既に存在していたことが確認できます。

グーグルマップを確認すると、2009年12月の時点ですでに置かれている
グーグルマップを確認すると、2009年12月の時点ですでに置かれている

大阪市は、持ち主に対し、9月26日までの撤去を求めていますが、持ち主が名乗り出なかった場合はどうなるのでしょうか?

若狭勝弁護士:
道路法という法律のもとで、道路に植栽をそのままにしておくということが禁止されていて、違反すると犯罪になり、一年以下の懲役、または50万円以下の罰金というのが、道路法には規定されています。

(めざまし8 9月19日放送)