9月13日の内閣改造で、衆議院県3区選出の加藤鮎子議員が初入閣を果たした。こども政策相として、岸田首相が目玉とする「異次元の少子化対策」の旗振り役を務めることになる。ポストを告げられたあと、重責に向けた意気込みを語った。
過去最多に並ぶ5人の女性閣僚が誕生
岸田首相は9月13日に内閣改造を行い、午後、松野官房長官が新閣僚の名簿を発表した。
この記事の画像(8枚)松野官房長官:
内閣府特命担当大臣。こども政策・少子化対策・若者活躍・男女共同参画・女性活躍担当・共生社会担当・孤独孤立対策担当・加藤鮎子
今回の内閣改造では過去最多に並ぶ5人の女性閣僚が誕生し、44歳の加藤氏は閣僚19人のうち最年少となる。県選出国会議員の入閣は、2015年にオリンピック担当相に就いた遠藤利明衆院議員以来だ。
「気の引き締まる思い。頑張りたい」
東京にある議員会館には、緊張した面持ちで電話を待つ加藤氏の姿があった。
こども政策相に決定した加藤鮎子衆院議員:
はいもしもし、そうです、本人です。わかりました、参ります。では、行ってまいります。…総理からの呼び込みの電話。「官邸に来るように」と
心境を聞かれ加藤氏は「いよいよだなという気持ちで、大変気の引き締まる思い。がんばりたいと思います」とコメントした。
3期目で大抜てき 意気込みを語る
加藤氏は鶴岡市出身で、自民党の幹事長を務めた故・加藤紘一氏を父に持つ。
2014年の衆院選において県3区で初当選を果たし、現在3期目。国土交通政務官や環境政務官などを歴任してきたが、副大臣の経験はなく、今回は大抜てきとなった。
岸田首相からポストを告げられたあと「『目玉政策なのでしっかりがんばってください』という言葉をいただいた。自分にできることを精いっぱいがんばっていきたいと思う。少子化はこの国の1番大きな課題。誠心誠意しっかり務めて、この国の将来や子どもたちの未来のためにしっかりがんばっていきたい」と、重責に向けた意気込みを語った。
さらに、今回の内閣改造のポイントである、女性の積極起用については「女性の政治参画が遅れているのは、国際的にも問題と言われている。これについては首相の意気込みを感じた」とコメントした。
加藤氏は皇居での認証式に臨んだ後、13日夜、初の閣議に出席した。
(さくらんぼテレビ)