9月13日の内閣改造で、加藤鮎子議員がこども政策相として初入閣を果たした。目玉政策・異次元の少子化対策の旗振り役を務めることになる。
地元からは喜びの声「頑張ってほしい」
加藤鮎子議員の初入閣を受け、地元・鶴岡市を中心に今後の活躍への「期待」の声が多く聞かれた。
この記事の画像(9枚)地元の人:
自宅も知っているし、加藤鮎子さんがこども政策大臣とテレビを見て拍手した。山形県にも鶴岡にも、こども政策をいい方向に力を出してほしい。応援します
父・紘一氏を知る世代からも応援の声が寄せられた。
地元の人:
もちろん加藤紘一さん、むしろそっちの方が何となく親しみやすい。娘さん(鮎子氏)は外で見ないからよくわからなかったが今は頑張ってほしい。地元だから
地元の人:
喜ばしいこと。当選3回で大臣になるのはお父さんの力もあるのかもしれないが、立派なこと
地元の人:
プレッシャーはかなりあるとは思うが、代々の政治家の血もあるし頑張ってもらいたい。彼女だったら子育て関係は似合う
支援者・県連や知事も期待を寄せる
鶴岡市大東町の事務所では、事務所や後援会の関係者が集まり「閣僚名簿」の発表をテレビで見守った。
加藤鮎子後援会 三村一郎幹事長:
9月9日が加藤紘一先生の命日。その直後に大臣就任ということで、加藤先生も本当に喜んでいるはず。良い報告ができると思う。(紘一氏が健在なら)「頑張れよ!」と言うのではないか
一方、自民党県連の森谷幹事長は「注目されている女性議員の登用の中、加藤さんがなってくれればと思っていた。こども政策担当相というポストが、子育て世代の加藤さんになったことは大変うれしく、県連としても大きく期待をしている」と力を込めた。
また、吉村知事は加藤さんの入閣を受け「子どもたちが健やかに成長し、将来にわたって幸福な生活を送ることができる社会の実現や、少子化というわが国が直面する最大の危機の克服に向けて、地方の実情も踏まえながらその力を存分に発揮してほしい」とコメントしている。
現役の子育て世代からは“注文”も
山形市の児童遊戯施設・コパルには、9月13日も元気に遊ぶ子どもとその親たちの姿があった。人口減少が進む日本で子どもを産み、育てやすい環境をいかに整えるのか。子育てに向き合う県内の現役世代に、今足りないと感じていること、これから実現してほしいことを聞いた。
利用者:
職場はまだ「男性が早く帰って子育て」という風潮にはなっていないので、男性も育休などを気軽にとれるようになったら良いなと思う
利用者:
シングルマザーなので、そういった人たちでも過ごしやすい保障がもっと増えたらいいなと思う
中には、仕事と子育ての両立について、岸田首相が目指す「年収の壁」の見直しに疑問を感じている人もいた。
利用者:
働いてほしいのか、働いてほしくないのかよくわからない。収入が増えると納税の額も増えて、手取りが少なくなったりもする。収入制限はやめて一律にしてほしい
現役の子育て世代であり地方の実情にも詳しい加藤氏には、実効性のある政策実現の期待がかかる。
(さくらんぼテレビ)