熊本市立千原台高校で、生徒が持ち寄った不用品をインターネットで販売する実践授業が行われた。売り上げは学校教育に活用される予定だ。

全国初の高校とメルカリの連携授業

千原台高校で9月12日に行われたのは、インターネット上のフリーマーケットを運営するメルカリと連携した授業だ。

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情報ビジネス探求科の1年生を対象にして、インターネット上の取引「EC」について学び、ビジネス意識を高めてもらおうと企画された。

今回、活用するのは法人や個人事業主も出品可能な「メルカリshops」で、生徒が家から持参した本や雑貨などを熊本市のアカウントで販売する。

メルカリによると、この取り組みは全国で初めてだということだ。

メルカリ 政策企画参事・高橋亮平さん:
ECとかネット販売は社会の中で当たり前になってきているので、その上で商売などを学ぶ一つの実例にできればと思っています

出品したフィギュアはわずか30分で…

生徒たちが持ち寄った物の中にはアニメのフィギュアもあった。

生徒:
すでに(メルカリで)売れている商品があったので、それを参考に(写真を撮った)。なるべく全体が写るように

生徒たちは、アプリで検索したときに商品が見つけられやすいようにと、説明文や写真を工夫し出品を行っていた。

そんな生徒の創意工夫が実ったか、フィギュアは販売開始からわずか30分で購入された。

千原台高校によると、10月3日まで販売を行い、売上金は学校の教育活動に活用する予定だという。

(テレビ熊本)

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