2023年8月15日の「終戦の日」で、日本は戦後78年を迎えた。
東京都内では天皇皇后両陛下も臨席され、全国戦没者追悼式が営まれた。また、熊本市でも熊本県戦没者追悼式が5年ぶりに開かれ、遺族など約620人が参列した。

「戦争の悲惨さ語り継ぐ」熊本県代表があいさつ

都内で営まれた全国戦没者追悼式には天皇皇后両陛下が臨席され、岸田首相や遺族など約3,300人が参列した。

全国戦没者追悼式に臨席された天皇皇后両陛下
全国戦没者追悼式に臨席された天皇皇后両陛下
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遺族を代表して、熊本県遺族連合会理事長の横田輝雄さんが追悼の言葉を述べた。

熊本県遺族連合会・横田輝雄理事長:
戦争の悲惨さと平和の尊さを孫・ひ孫の世代に永遠に語り継ぐことを、英霊に誓い申し上げます

熊本県では5年ぶり “令和初”の追悼式

一方、熊本市でも熊本県戦没者追悼式が5年ぶり、令和に入って初めて開かれ、遺族など約620人が参列した。

式では戦没者へ黙とうがささげられた後、蒲島知事が「恒久平和の確立とふるさと熊本の繁栄、次世代への伝承を成し遂げていくことを誓います」と式辞を述べた。

そして参列者が献花し、戦没者のひ孫で熊本市立芳野小学校3年の中村美咲さんが、遺族児童を代表して平和への誓いを述べた。

熊本市立芳野小学校3年・中村美咲さん:
今でも世界の中では戦争をしている国があります。戦争は勝っても負けてもたくさんの人が亡くなってしまいます。戦争は二度と起こってはいけないことだと思います。戦争がなくなって、世界がずっと平和になってほしいです

先の大戦(満州事変から太平洋戦争まで)では、熊本県出身者5万8,475人が犠牲となっている。

(テレビ熊本)

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