秋篠宮家の次女・佳子さまと長男の悠仁さまが、それぞれ高校生の行事にご出席。

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秋篠宮家の次女・佳子さまが高校生の行事にご出席、悠仁さまは初の地方公務に同行されたことについて、社会部の宮崎千歳宮内庁キャップがお伝えする。

佳子さまが“高校馬術競技大会”にご出席

暑い日が続く中、秋篠宮家の次女・佳子さまと長男の悠仁さまは、この夏それぞれ高校生の熱気あふれる行事に出席された。

佳子さまは、7月25日、静岡県で行われた全日本高校馬術競技大会に出席された。この大会は、普段練習している馬ではなく、会場で初めて会った馬に乗って、障害などの競技に挑む。

予選を勝ち抜いた全国の高校生に、佳子さまはこう呼びかけられた。

佳子さま:
皆さまが馬と心を通い合わせ、一体となって、積み重ねてきた努力の成果を存分に発揮できるよう応援しております。

この大会に、佳子さまは大学生の頃から出席を重ねられている。コロナ禍前の2018年7月、出迎えた近所の保育園児と、このように交流される場面もあった。

佳子さま:
こんにちは、今日も暑いね。

保育園児:
こんにちは。

佳子さま:
待っててくれてありがとうございます。みんなは何歳ですか?

保育園児:
5歳!

佳子さま:
みんな5歳なの?

保育園児:
6歳!

佳子さま:
私は23歳です。

子どもたちも緊張せずに話していて、佳子さまの親しみやすさが伝わったのではないか。

女子野球を観戦する佳子さまの“願い”

また、1日には甲子園球場で、女子の高校野球の決勝戦を観戦された。

選手たちがベンチ前に整列し、場内アナウンスで佳子さまの来場が伝えられると、観客席から歓声が上がった。高校球児の聖地・甲子園で試合が出来るのは、女子の場合、夏の決勝戦だけ。

2023年、佳子さまは、皇室で初めて女子の高校野球を観戦し、春夏と続けて決勝戦に足を運ばれた。

春に続いて夏もというのは、かなり関心の高さが伺える。ある側近幹部は「佳子さまには『自分で選べない要因で、何かができないのはおかしい』という一貫した思いがある」と話していた。

実は野球人口が減る一方で、高校の女子野球部は急増している。今回の観戦の背景には、硬式野球を志す女子が、思う存分野球に打ち込み、自分らしい人生を歩んでほしいという願いがあるのではないだろうか。

共通点は“生き物”へのご関心

一方、弟の悠仁さまも7月30日に、父・秋篠宮さまの地方公務に初めて同行し、鹿児島県の高校を訪問された。

悠仁さまは身長が一段と伸び、もう少しで秋篠宮さまを越えそう。この時は、和牛のコンテストで1位を獲得した高校の農場で、牛の調教を視察された。

コンテストでは、牛が静止している姿の美しさも求められるそうで、悠仁さまは「牛をきれいに立たせる姿勢とは?」などと積極的に質問された。

秋篠宮さまと悠仁さまには、“生き物が好き”という共通点があり、特に秋篠宮さまは家畜に関心を高くお持ち。今回も、秋篠宮さまは生徒達に「いつから牛が好きなんですか?」「牛や豚や鶏が大好きなんです」とうれしそうに話された。

好きな分野に関する知見を積み重ね、目を輝かせている父の姿から、悠仁さまは自分の専門分野を持ち続ける大切さを感じられたのではないだろうか。

また今回の鹿児島訪問では、“全国高校総合文化祭”に出席された。“文化部のインターハイ”と呼ばれ、悠仁さまは去年の夏に続き、2回目のご出席。

今回は関心のある“生き物”に関する発表にも足を運ばれ、うれしそうな笑顔が見られた。

会場には、同じように生き物が好きな同世代の高校生が集まっていた。地元、鹿児島の高校生が、カブトムシの生息地域についての研究成果を発表。悠仁さまは、マスク越しでも楽しさが伝わってくるほど、熱心に聴講された。

この後、発表した生徒と懇談した際、悠仁さまは「トンボが好きなんです」と伝えられたという。悠仁さまと言えば、幼い頃からトンボが大好きで、現在も、トンボの生息環境の調査を続けるほどの、いわば筋金入りの“トンボ推し”。

高校2年生の今も、トンボ愛を貫かれていることが分かった。また、7月29日にはこんな珍しい場面もあった。

秋篠宮さま:
かごまる。こんにちは。

悠仁さま:
こんにちは。

秋篠宮さま:
かわいい。おしゃべりはしないの?

生徒:
鹿児島県の高校生の公募で決まった“かごまる”です。

秋篠宮さま:
ありがとうね。

悠仁さま:
ありがとうございました。

お二人が話していたのは、「2023かごしま総文」マスコットキャラの“かごまる”。秋篠宮さまはおしゃべりしたいご様子で「おしゃべりはしないの?」と会話を試み、悠仁さまは「ありがとうございました」と会釈された。好奇心旺盛な父と礼儀正しい息子の貴重な一面が垣間見えた。

父と子の二人で行事に臨まれるのは、今回初めてだが、側近幹部は「秋篠宮さまが交流をフォローされ、悠仁さまにとって自然な形で学びがあったのではないか」と親子2人旅を振り返っていた。

2024年は大学進学を控え勉強も佳境に入り、また18歳になり成年皇族として節目も迎えられる。一度しかない高2の夏に、好きなことに打ち込む同世代との交流や、好きな分野への関心を持ち続ける父の姿から、学びを深められたのではないだろうか。

(「イット!」 8月9日放送より)

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