8月5日土曜日、約16万人以上の観客が集まった東京・板橋区の花火大会は、火災が発生するトラブルに見舞われました。

東京・板橋区で行われた花火大会(5日)
東京・板橋区で行われた花火大会(5日)
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「花火大会の河川敷で枯れ草が燃えている」と通報があったのは、午後8時過ぎ。その原因となったのが、この花火大会の目玉である「大ナイアガラの滝」です。

この花火大会の目玉である演出だが…
この花火大会の目玉である演出だが…

総延長700メートルの「大ナイアガラの滝」に、会場は大盛り上がり。ところが…。

「大ナイアガラの滝」が行われていた荒川河川敷が一変…
「大ナイアガラの滝」が行われていた荒川河川敷が一変…

花火の火の粉が枯れ草に燃え移り、荒川河川敷が火事に…。河川敷に真っ赤な炎が燃え広がりました。
めざまし8は、火事に居合わせた人に当時の様子を聞きました。

火事に居合わせた男性:
最初は本当に、すぐ消せるぐらいのボヤだなと思ったんですけど、20秒後ぐらいに「あ、これは、ちょっとまずいやつだな」と思いましたね、これはただ事じゃないなと。

消火活動にあたる消防士たち
消火活動にあたる消防士たち

火は、約1時間後にほぼ消し止められ、花火の見物客などにけが人はいませんでした。

この事態を受け、花火大会は打ち上げ開始からわずか1時間ほどで中止となりました。

江戸川区で開催された花火大会では、場所取り合戦に迷惑自転車も…

一方、同じ日に開催され、約90万人が集まった江戸川区の花火大会。

江戸川区で行われた花火大会
江戸川区で行われた花火大会

会場周辺では、マナー違反をする人たちが続出する結果となりました。

道端に大量放棄されたゴミ
道端に大量放棄されたゴミ

緊急車両が通行する可能性のある道路の真ん中には、場所取りをする人たちが殺到。

場所取りをする人たちが、道路の真ん中にまで
場所取りをする人たちが、道路の真ん中にまで

車道には車が通れないほど多くの人々が座り込み、花火の打ち上げを待ちました。

駐輪禁止の場所にも、かなりの数の自転車が止められる事態に。
めざまし8は取材中、無断で駐輪をした人に話を聞きました。

駐輪違反をしている人
駐輪違反をしている人

ーーこのあたりは自転車を止めて大丈夫ですか?
駐輪違反をしている人​:

ダメなの、でもみんな止めててね。

花火大会終了後には、近くの公園では禁止されている家庭用花火を行う人の姿も。

週末各地で大盛況となった花火大会ですが、多くの課題が見えてきました。

(「めざまし8」 8月7日放送)