大阪市に本社を置く住宅総合メーカー・大和ハウス工業が、熊本・益城町に新たな工業団地の開発を行うことがわかった。台湾の半導体製造大手・TSMCの熊本進出を機に、熊本での企業立地が相次いでいて、この動きがさらに加速しそうだ。

取得用地は旧テクノ仮設団地

大和ハウス工業によると、取得したのは益城町小谷の約8ヘクタールの土地で、熊本地震後に県内最大の516戸の応急仮設住宅が建ち並んだテクノ仮設団地が建っていた場所だ。

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大和ハウス工業が取得したこの用地は、TSMCの新工場や熊本空港にも近い場所で、このうちの7.4ヘクタールを6つに分け、8月1日から販売を開始した。
販売に当たっては、工場などの施設建設を条件とし、設計・施工は大和ハウス工業が担う。

総事業費約110億円 民間のスピード生かす

総事業費は建物の建築費用も含め約110億円で、2024年10月以降に着工、2027年の全棟完成を目指している。

一方、大和ハウス工業は7月、熊本市北区に半導体関係者向け集合住宅の第1期工事・42世帯分について、着工から約半年で完成させるなど、民間の持つスピードを生かした宅地や用地の開発を行っている。

大和ハウス工業はこれまでのノウハウを生かし、さらに熊本における住宅需要にも応えていく方針だという。

(テレビ熊本)

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