マイナンバーのデータのひも付けを誤り、別人の口座にお金が振り込まれていた問題で、日本維新の会の藤田幹事長が、河野デジタル相を「トップマネジメントの責任」と批判した。

日本維新の会の藤田幹事長は、19日午後の会見で、マイナンバー問題についてFNNの記者に問われ、河野デジタル相を「陣頭指揮を執っている人の能力なんじゃないか」と批判した。
マイナンバー問題をめぐっては、埼玉・所沢市で公金の受け取り口座のひも付けを誤り、同姓同名・同じ生年月日の別人の口座に、還付金を振り込んでいたことが新たに判明。藤田幹事長はこれまで、アナログからデジタルへの移行にミスはつきものとの考えを示してきたが、この日は作業の過程について疑問を呈した。

維新・藤田幹事長:
どうしたらミスを改められるかのノウハウが民間にはある。そういうオペレーションができないのか不思議でならない。違う人にひも付けて、そこで止まるのではなく、もう1アクション進んでしまっている。これはトップマネジメントの責任じゃないですかね
藤田幹事長は、河野デジタル相のメディア露出についても、「態度が良くない」と言及した。
維新はこれまで、マイナンバーのミスについて野党内では比較的寛容だったが、誤った振り込みが初めて判明し、厳しい声を上げた形だ。