ロシア軍の制服組トップで、民間軍事会社「ワグネル」の武装反乱後に更迭説が出ていたゲラシモフ参謀総長が10日、初めて公に姿を見せた。
ロシア国営テレビは10日、ロシア軍の幹部会合の様子を放送し、ゲラシモフ参謀総長が登場した。民間軍事会社「ワグネル」の反乱後、ゲラシモフ氏が公に姿を見せるのは初めて。
放送では、ゲラシモフ氏がロシア軍のウクライナへのミサイル攻撃の報告を受けた後、敵の攻撃車両の保管場所を特定し、保管場所に先制攻撃するよう指示する場面が報じられた。
ゲラシモフ氏をめぐっては、ロシア反体制メディアが9日、ウクライナへの軍事侵攻の総司令官から外されていると報じていた。