マイページ
美しい景観が一面真っ黒“ソーラーパネル”に…「世界の阿蘇に恥じないように」住民から賛否の声|FNNプライムオンライン
イット!

美しい景観が一面真っ黒“ソーラーパネル”に…「世界の阿蘇に恥じないように」住民から賛否の声

Google ニュース プリファードソース

世界文化遺産への登録を目指す熊本県の阿蘇山周辺で、「ソーラーパネル」が美しい景観を損なうとして物議を呼んでいる。

緑の大地を埋め尽くすソーラーパネル
緑の大地を埋め尽くすソーラーパネル
この記事の画像(14枚)

“緑の絨毯”が真っ黒なソーラーパネルに

取材班が向かったのは熊本県。火山活動で生まれた世界最大級のカルデラを持つ阿蘇山がそびえ、周辺には“千年の草原”と呼ばれる広大な緑の絨毯が広がっている。

ところが、世界文化遺産への登録を目指す美しい景観が激変。今、物議を呼んでいる。

現地に行くと、かなり多くの太陽光パネルが設置されていて、鮮やかな緑の大地の色は、真っ黒なパネルに埋め尽くされそうになっていた。

広大な敷地に、約20万枚ものパネルがズラリと並ぶ太陽光発電所だ。

熊本県は、このまま景観が損なわれ続けた場合、世界文化遺産の登録が難しくなると危惧している。

住民に話を聞くと「(パネルは)あまりよく思わない。環境は大事にしないとね」「ソーラーパネルも共存共栄していかないと。世界の阿蘇に恥じないようにしてもらえると助かる」といった声があがった。

阿蘇山の麓でペンションを営むオーナーは、世界文化遺産の登録に向けて、景観の悪化は大きなマイナスだという。

ペンション山林舎・福富 悟オーナー:
(最初は)ありがたくあったけど、ちょっと怖くなってきた。阿蘇の世界遺産どうのこうのって前の話で、あちこち起こってきた時にどうなのかな…。

再生可能エネルギーを増やしたいが自然も残したい

この土地は昔から牧場として使われ、“遊休地”となっていたところに、再生可能エネルギー事業を展開する会社が“事業用地”として選定した。

そして2022年に、九州最大規模の太陽光発電所として稼働。阿蘇山のカルデラの周囲約121キロの「外輪山」と呼ばれる場所の付近にある。

熊本県の蒲島郁夫知事は、「外輪山の中には太陽光パネルを敷いてほしくない」とした上で、「一度、メガソーラーのパネルが敷かれたら、撤去するのはほとんど不可能ではないか。再生可能エネルギーをもっと増やしたいという気持ちと、でも、自然を残したい気持ちと…」と話す。

一方、太陽光パネルを設置する会社の一つ、ジャパン・リニューアブル・エナジーは、「電柱を景観に溶け込む茶色にするなど対策を実施し、環境との調和を図っております。地域住民や自治体と綿密にコミュニケーションを取り、ご理解いただいた上で事業を推進しております」と説明している。

(「イット!」7月5日放送より)

この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。 ギャラリーページはこちら(14枚)
  • 1
  • 2
関連記事
【よく一緒に読まれている記事】
伝統?違反?世界遺産「忍野八海」池の底に大量のコイン 投げても「願いはかなわない」景観悪化や水質汚染にも…
伝統?違反?世界遺産「忍野八海」池の底に大量のコイン 投げても「願いはかなわない」景観悪化や水質汚染にも…
イット!の他の記事
防犯カメラ映像解析や聞き込みから特定 死亡に関与か 16歳と17歳の会社員4人を逮捕 相模原17歳男子高校生死亡
防犯カメラ映像解析や聞き込みから特定 死亡に関与か 16歳と17歳の会社員4人を逮捕 相模原17歳男子高校生死亡
社会
都バス運転手が回送中に「バカヤロー」 前方車両にクラクションやパッシングのあおり運転 免許取り消しで書類送検 小池知事「あってはならない」
都バス運転手が回送中に「バカヤロー」 前方車両にクラクションやパッシングのあおり運転 免許取り消しで書類送検 小池知事「あってはならない」
社会
張本勲さん(86)の訃報受け王貞治さん(86)「胸を張って天国へ」 “対戦”した上原浩治さん(51)は「空の上から野球界に『あっぱれ!』と『喝!』を」
張本勲さん(86)の訃報受け王貞治さん(86)「胸を張って天国へ」 “対戦”した上原浩治さん(51)は「空の上から野球界に『あっぱれ!』と『喝!』を」
社会
「きょうがラストチャンス」富士山閉山で“駆け込み登山”殺到 “軽装”に“赤ちゃん連れ”も 登山届義務化や救助有料化を検討
「きょうがラストチャンス」富士山閉山で“駆け込み登山”殺到 “軽装”に“赤ちゃん連れ”も 登山届義務化や救助有料化を検討
社会
一覧ページへ
×