京都市で去年起きた貴金属強盗事件を「ルフィ」を名乗って指示していた男が、フィリピンで収容中に、実行役の男らに「3分以内に終わらせろ」などと電話で伝えていたことがわかった。
今村磨人容疑者(39)は去年5月、「ルフィ」を名乗って京都市の貴金属店強盗を指示した疑いがもたれている。
今村容疑者はフィリピンを拠点とした特殊詐欺グループの幹部だったが、同じ時期にフィリピンの入管施設に収容されていた人物が、「今村容疑者が『3分以内で終わらせろ』『ショーケースに目当ての品がある。傷つかないようにしろ』と電話していた」と証言していたことが捜査関係者への取材で新たにわかった。
今村容疑者は、強盗に入る店の名前も口にしていたということで、警視庁はこうした証言などが今村容疑者の関与を裏付ける要素とみて、捜査を進めている。
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