愛知県にあるステーキ店内のキッズスペースで、子どもが危険な状態に。
撮影していた母親が、注意喚起のためにと「めざまし8」に当時の状況を詳しく話してくれました。
巨大な滑り台のような遊具で遊ぶ我が子を撮影する母親。
![飲食店に設置されたキッズスペースで遊ぶ女の子](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/b/f/700mw/img_bf3b146de2aaa5a2c77ffc58ce9fad07242103.jpg)
子どもが手に持っていたロープを離して滑ろうとした瞬間、ロープが首に絡まり、首を引っ張られる形になってしまいました。
![](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/c/b/700mw/img_cbb6881a8cecbef595f8fd4dffce9cc4292875.jpg)
![持っていたロープが首に絡まり、体が宙に浮く状態に](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/b/4/700mw/img_b499370818ef8d651589048810044fd5271461.jpg)
体はすでに滑っているため、元の場所に戻ることもできず、“宙づり”のような危険な状態に。
撮影していた母親もすぐに異常を察知し、慌てて駆け寄ります。
![スマホを投げ出し、慌てて子どもの元へ駆け寄る母親](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/f/c/700mw/img_fcd3cb92bc4dc8ab2ce875130c1e7fe3193060.jpg)
撮影していた母親:
(4歳の)娘の身長からするとお尻が浮いているような状態で。娘を抱きかかえたんですけど、(足が)滑ってしまって。娘はそのまま、まだロープに吊るされた状態で、私だけが下に落ちちゃったんです。もう叫びながら。夫が気づいて、土足のまま下から駆け上って助けたという感じですね。
![](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/e/7/700mw/img_e7d4fe4671a2b0e00e272c9cbf5d16e2271613.jpg)
駆けつけた母親が子どもを抱きかかえて救出しようとするも、足が滑ってそのまま母親だけ落下。その後、異変に気付いた父親が駆けつけ無事救出し、大事には至らなかったといいます。
![](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/7/0/700mw/img_702abf306b015d1e6a84e4658c31a05b407248.jpg)
撮影していた母親:
ロープがかかったところは痕になって、ちょっと皮がむけている状態でしたね。苦しかったって、ものすごく泣いていました。
![](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/9/d/700mw/img_9defcd840ba134ce329236626655496e382135.jpg)
幸いにも現在は痕も消え、傷も小さくなっているということです。
なぜロープが子どもの首に絡まってしまったのか?
母親によると、滑る前につかまるためのロープの一部がほつれて“輪っか”のようになっており、その輪に首が引っかかってしまったといいます。
![ひもがほつれて、真ん中が“輪っか”のような状態になっていた](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/1/4/700mw/img_146d911815d198d8cf79a8c74d825289148368.jpg)
問題のあった店舗に取材すると、事故の原因について以下の返答がありました。
![](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/1/c/700mw/img_1c1c2c89ff7ec7d21b0d2994e012d21a224308.jpg)
遊具を設置していたステーキ店の担当者:
子供たちがどんどん滑ると危険なため、ロープを持って待機できるよう、安全のために設置しているものです。子供たちが遊んでいる最中に何かしらの原因でロープがこのような状況になってしまった可能性があります。現在は子供の力ではロープがほどけないよう改めて対策をし、同様の事故が起きないようにしていきます。
![](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/0/0/700mw/img_007baa5c6a87333864af51ba9ae5c1eb397299.jpg)
店舗側は、子どもが遊ぶ際は“保護者同伴で遊ぶよう”告知しているといいますが、子どもの傷害予防に取り組むNPO法人「Safe Kids Japan」の山中龍宏理事長は、今回の事故についてしっかりとした「検証」が必要だといいます。
Safe Kids Japan 山中龍宏理事長:
遊具の安全管理の専門家が、関与していなかったのではないかと。なぜ輪っかになったというのは、かなりきちんと検証しないと、また同じ事故が起こってしまうのではないでしょうか。お母さんが(今回の事故を)人に伝えてくれたわけです。こういう危険がありますよということで、社会全体が知るというのは、とても大切なことだと思います。
(めざまし8 6月6日放送より)