エホバの証人や旧統一教会の2世信者らが3日、シンポジウムを開き、子供たちへの虐待をなくすため、改めて協力を呼びかけました。
シンポジウムでは、宗教2世たちが自らの子供のころの体験を語ったほか、「宗教2世の救済は手付かずといっていい」として弁護士、学者、医師なども参加して、宗教による児童虐待をなくすため、行政などによる協力を求めました。
エホバの証人元2世信者の団作さん(仮名)は「逃れる手段はひとつしかありません。死んでしまうことです」と訴えました。
また、元3世の夏野ななさん(仮名)らは一般社団法人「スノードロップ」を設立したことを発表し、宗教2世らへの支援団体として相談窓口の設置や教育現場や児童相談所への連携などを進めたい、と話しました。