夏山シーズンを前に、蔵王地蔵尊の春の大祭が行われ、関係者が登山者の安全を祈願した。山にはまだ雪が残っているが、この時期ならではの花も咲き始めていた。

観光関係者100人が登山者の安全を祈願

標高1,660メートルにある蔵王地蔵尊の周辺では、24日午前7時ごろに雪が舞い、本格的な春到来はもう少し先といった様子。

まだ雪が残る蔵王山
まだ雪が残る蔵王山
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こうした中、これから迎える夏山シーズンに向けて、春季大祭が行われた。

春季大祭は、登山者の安全を願う毎年恒例の行事で、地元の観光関係者など約100人が集まり、祈願した。

今シーズンは雪の量が少なかったことや、3月の気温が高かったことから雪解けが早く、山々の緑は少しずつ濃くなってきていて、ミネザクラなどの高山植物も少しずつ咲き始めていた。

「安全な蔵王の山と温泉を楽しんで」

登山者:
スキーで1回来ている。山の天候は変わりやすいので、地蔵を見られてラッキーだった

登山者:
寒さは思った通り。完全防備で来た

蔵王地蔵保存会・岡崎宏一会長:
コロナ禍は長く暗いトンネルだった気がする。これから多くのお客さまにお越しいただけると思うので、期待でいっぱい。安全な蔵王の山を楽しんでいただき、温泉をゆっくり楽しんでいただきたい

蔵王地蔵尊に向かう蔵王ロープウェイは現在整備点検中で、6月から本格的に運行を再開する。

(さくらんぼテレビ)

さくらんぼテレビ
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