5日、岩手・鞍掛山で登山客がクマに遭遇した。

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登山客の男性がクマに出会ったのは、家族連れも多く登る、岩手県の鞍掛山。

男性が撮影した映像には、クマが映っていた。さらに、後ろには子グマの姿も見える。

クマとの距離は、わずか十数mだったという。

クマを撮影した人:
まさかこんな山道のすぐ脇に、クマがワサワサいると思っていなくて。急いで走って逃げたい気持ちになるだろうが、案外冷静にはいられた。

この男性は、他の登山客から「クマがいる」と聞いていたため、冷静に行動できたという。

もし、バッタリ出くわした場合、どうすればいいのだろうか。

一番悪いのは「走って逃げること」

専門家に、クマと出くわした時の対処法について聞いた。

長岡技術科学大学・山本麻希准教授:
距離がある状態でクマと出会った場合は、クマもいきなりは襲ってこないので、クマを見ながらできるだけ距離を空けること。

一番悪いのが走って逃げること。これは絶対にやらないでください。クマは走るものを追う性質がある。時速40kmくらい出るので、人間には振り切れない。

クマが一番活発になるのは、明け方や夕方の薄暗い時間帯。

クマよけの鈴や音の鳴るラジオを持つなどして、出くわさわないように備えることが大切だという。

(「イット!」5月17日放送より)

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