5月14日、アメリカ・フロリダ州。青空のもとで行われた少年野球大会。

バッターボックスに少年が立ち、バットを振った次の瞬間…。

つむじ風が巻き起こり、少年たちに襲いかかりました!

バッターの少年はなんとか抜け出しましたが、7歳のキャッチャーの少年がその場から動けなくなってしまいます。

ごうごうと音を立ててキャッチャーの少年を包み込んでいく“つむじ風”。

その間、約5秒間…。
少年の絶体絶命の危機に、動いたのは17歳の青年でした。


「こっちに来て!」


キャッチャーの少年を抱きかかえて、風から助け出したのは、この日審判を務めていたエイデン・ワイルズさん(17)。

少年を抱きかかえると、素早い動作でつむじ風に背を向け、風の猛威から守りました。

エイデン・ワイルズさん:
守ろうって思ったんです。最初はすごく怖かったけど「自分が動かないと」と思いました。自分の安全のことは頭にありませんでした。少年が無事であればと。

助けられた後、泣きだしてしまった少年。すり傷を負ったものの、その後試合には合流できたということです。
(めざまし8 5 月17日放送)