スイスの金融大手クレディ・スイスが発行し、無価値となった「AT1債」が、日本国内で1400億円分程度販売されていた事が分かった。
金融庁は21日までに、経営危機にともない無価値となったクレディ・スイスの社債「AT1債」が、日本国内で1400億円程度販売されていたと確認した。
購入したのは富裕層や法人が中心で、一般投資家に幅広く販売されてはいないという。
鈴木金融相は「販売した証券会社には丁寧な顧客対応に務めていただくことが重要と考えている」と述べた。
スイスの金融当局はクレディ・スイス救済の際、2兆円以上の「AT1債」の価値をゼロにする異例の措置をとっており金融市場に動揺が広がっている。