電柱の上に作られたカラスの巣。暖かくなる春、人間や動物だけでなくカラスも繁殖期となり、活動的になると言う。この巣、撤去しなければある困りごとが起きる。一体どんなことなのか取材した。

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春はカラスが繁殖期…巣作りが盛ん

秋末械人アナウンサー:
春は人間も元気になる季節ですが、この時期あの厄介者、カラスたちも元気になってしまうんです。

カラスは2月から5月が繁殖期にあたり、巣作りが盛んになる。

北陸電力送配電が公開したカラスの巣の撤去作業。

厄介なのは電柱にある場合だ。

作業員:
では外していきます。

電柱の上にある「巣」をなぜ撤去するのか?

実は巣作りに使われる材料が問題なのだ。巣は通常、木の枝や草木などで作られるが、街中にすむカラスは金属製のハンガーなどを使って巣作りをする場合がある。そうすると、電線がショートし停電する可能性があるのだという。

秋末アナ:
こちらが撤去されたカラスの巣。50~60センチほどでかなり大きいです。至るところから枝が突き出ているのでこれが電線の上にあるのは危険ですね。

AIで巣を自動検知!早期発見で停電を防ぐ

カラスの巣が原因となった停電は石川県内だけで去年10件も発生している。

そこで、北陸電力送配電は「AI」を使って、巣を自動的に検知する車両を去年から導入し、早期発見に努めている。

北陸電力送配電石川支社 八田隆昌さん:
カラスは何回も何回も同じように電柱に巣を作ったり、となりの電柱に作ることもあります。我々も努力して停電しないよう対応していきたい。

北陸電力送配電はカラスの巣を見つけた場合、0120-837-119に連絡するよう呼びかけている。

(石川テレビ)