ロシアの民間軍事会社の部隊が激戦が続くウクライナ東部バフムトの2地区を奪取したとロシア国防省が発表した。
ロシア国防省は15日、民間軍事会社「ワグネル」の部隊がバフムトにある南と北の2地区を制圧したと発表した。ロシア国防省は「ワグネル突撃隊が前進に成功した」としている。
さらに、ウクライナ軍について退却を進めているとしたうえで「街のインフラや住宅を意図的に破壊し、我が軍の進撃を遅らせている」と指摘。ロシア側の「空挺部隊が敵を拘束し、都市を攻略するための突撃グループの行動を支援している」と戦果を強調している。
一方、ウクライナ軍東部方面部隊の報道官は15日、「過去数十年で前例のない血みどろの戦いが行われている」と述べた。
さらに、「我々の戦士たちは激しい戦いの中で、敵の戦闘能力を削ぎ落として体力と士気を奪うことに全力を尽くし、成功させている」として、抗戦する構えを強調した。