日銀が保有する国債の残高が、3月末の時点で581兆円余りとなり、年度末としては過去最大となったこと分かった。
日銀の発表によると、保有する国債の残高は3月末の時点で、581兆7206億円となった。
これは年度末としては過去最大で、前の年度末と比べると55兆円余り、率にして10.6%増加している。
大規模な金融緩和を続ける日銀が、長期金利の上昇を抑えるため、国債を大量に買い入れ続けていることが主な要因だ。
日銀が国債を買い入れてくれることで、政府の支出が借金に頼る傾向が強まっているとして、財政規律を緩めていないか、検証が必要だとの指摘が出ている。