複数の捜査員と警察犬が行き交い、物々しい雰囲気に包まれた現場。東京·池袋の繁華街近くにあるマンションだ。

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きょう昼前、刃物を持ったグループが部屋に侵入し、中にいた人の手足を縛ったという。襲撃グループの1人は、ケガをしてその場で身柄が確保されたが、他の数人は、現在も逃走中だ。

事件はきょう午前9時半ごろ、JR池袋駅から、およそ800mの場所にある13階建てマンションで起きた。

池袋駅から徒歩10分ほどの、車などの交通量が多い通り沿いのマンションで強盗事件が起きた。現場では、規制線がはられ、捜査員が警戒にあたっていた。

交通量の多い通り沿いのマンションで強盗事件は起きた。
交通量の多い通り沿いのマンションで強盗事件は起きた。

警視庁によると、ガス業者を装った複数の人物が、マンション内の一室に侵入。1人はナイフを持っていて、中国人の男性社長と女性従業員から現金や携帯電話などを奪ったという。

男性社長が隙を突いて、1人を刺したところ、その1人を残し、他のメンバーは逃走したという。反撃された男は、意識のない状態で、病院に運ばれたが、その後、死亡が確認された。

事件が起きた部屋の近くに住む女性は、取材に対して、「男性なのか、人が倒れてるって。『すごい血』だけどと言う話をしていて、血が出てるの、怖いという感じで・・・」

祝日でにぎわう繁華街近くで起きた事件に、周辺の住民からは不安の声が聞かれた。近所の人は、取材に対して「セキュリティがちゃんとしている賃貸マンションなので、そういう所でも強盗が来るんだという感じで、恐怖を感じました」と話していた。

襲撃グループのメンバーは、いずれも日本語を話していたということで、警視庁は逃げたグループの行方を追っている。

(「イット!」2月21日OA)