ロシアとの激しい攻防が繰り広げられているウクライナ東部・バフムト。
この記事の画像(16枚)ウクライナ軍が公開した“第93独立機械化旅団”の映像には、断続的に無数の砲弾が発射されている戦車が映っている。
強い光を放ちながらまっすぐな軌道で打ち込まれる弾丸は、遠くにいる敵に向かって飛んでいく。
劣勢のウクライナ側には“一時的撤退”の可能性も報じられているが、現地で戦うウクライナ兵士は…
ウクライナ兵:
我々はまだバフムトにいる。撤退を考えている人間は一人もいない。バフムトはウクライナのものだ!
激戦地で暮らし続ける住民
今後の戦況を占う重要な地域となっているウクライナ東部。
戦場となった街は廃墟のように見えるが、今も暮らしている人々が数多くいる。
涙を流す女性が、指さす先に見えるのは…
天井に開いた大きな穴。
住人が眠っているときに、ロシアのミサイルの一部が着弾したという。
ウクライナの警察は住民の家をまわり、
安全な場所に避難するよう呼び掛けている。
警察が訪れたある家には14歳の女の子と母親が住んでいた。「本当は学校に通いたい」と話す少女。
記者:
戦争のない生活を想像することはできますか?
ウクライナ東部の街に住む少女(14):
ええ、できます。戦争のない…誰も泣き叫ぶことのない生活がしたい。
この親子は街に残ることを決めた。
(「イット!」3月2日放送より)