岸田首相は26日、東京都内で開かれた自民党大会で、新型コロナ対応について、「いよいよ新たな一歩を踏み出す時が来た」と強調した。

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岸田首相は、党大会での挨拶の中で、新型ウイルスへの対応について「3年間にわたって大変な協力をいただいてきた」とした上で、「いよいよ、新たな一歩を踏み出す時が来た」と述べた。

そして、「5月8日から新型コロナを、通常のインフルエンザなどと同じ『5類感染症等』へと移行させる決断をした。それに先立ち、3月13日から、マスクの着用について、一人一人が、原則自由に判断できるよう、政府の方針を変更した」と説明した。

都内のホテルで開かれた自民党大会
都内のホテルで開かれた自民党大会

その上で、「不安の声もあることは承知しているが、専門家の意見を丁寧に聞いた上での決断だ」と強調。「日常を取り戻し、経済を、暮らしを前に進めていく」と述べ、理解を求めた。