いよいよ大きな山場を迎えた受験シーズン。合格祈願に神社やお寺に行く人も多いのではないだろうか。
そこで今回、想像よりも“ナナメ上”に変化を遂げたものに注目する「ナナメ上調査団」が調査したのは、「ナナメ上な神社仏閣」!
マイクを持った「カラオケ観音様」、日本一小さい「ミニサイズ鳥居」、地上6メートル「さい銭箱付き鳥居」、テクノビートに乗ってお経を読み上げる「テクノ法要」など、ナナメ上に進化した神社仏閣を一気に紹介する!
まずは現代人の悩みに応えるべく、ご利益がナナメ上に派生した神社が登場。
ナナメ上な寺社「お守りがナナメ上」
ご利益といえば家内安全、健康長寿、金運アップなどが一般的だが、京都・嵐山の「法輪寺電電宮(ほうりんじでんでんぐう)」に祀られているのは…、電気と電波の神様。

ここで授与されるのは、なんとマイクロSDのお守り!

中には虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)の画像データが入っており、待ち受け画面にすれば、スマホの故障トラブルを防げるというご利益があるのだという。
さらに、ご利益がナナメ上な神社が同じ関西にあった。
ナナメ上な神社「日本で唯一の“枕“神社」
大阪・泉佐野市にある「日根神社(ひねじんじゃ)」は日本で唯一の枕の神社。

ご利益はズバリ安眠!
もとは子宝を願う村の娘たちが枕を奉納したのが始まりだが、「枕=睡眠」ということから、不眠で悩む人もお参りに来るようになったと言われており、枕のお祓いもおこなってくれる。
続いては、持っているものがナナメ上な観音様がいるお寺。
ナナメ上なお寺「観音様の持つものがナナメ上」
観音様は悟りを開くための修行中の身で、通常、その手には錫杖(しゃくじょう)や数珠、宝珠といった仏具をたずさえているのが一般的。
しかし、三重・津市の「寶珠山大観音寺(ほうじゅざんだいかんのんじ)」にある観音様が持っているのは…、どう見てもマイク!?

その名も「カラオケ観音様」。このカラオケ観音様、40年ほど前に当時まだ成長半ばだったカラオケ事業で成功した参拝者から寄進されたという。
以前、歌のコンテスト前に参拝した人たちが軒並み予選を通過するなど、ご利益もあるんだとか。

さらにM-1グランプリのチャンピオンやR-1グランプリのチャンピオンがプライベートでお参りに来るという。歌がうまくなりたい人だけでなく、マイクを使って仕事をする人はぜひお参りしてみてはどうでしょうか。
続いては、祈祷方法がナナメ上なお寺。
ナナメ上なお寺「願い事を書く場所がナナメ上」
一般的に祈願する時はおさい銭を納めたり、絵馬に願い事を書いたりするが、京都・八幡市にある「単伝庵(たんでんあん)」の祈願方法は…願い事を、絵馬ではなく、お堂の壁に直接書くこと!

願い事が大黒様によく見えるように、直接壁に書くようになったというのだが…、実際の壁を見てみると、一面びっしり願い事が!

通称「らくがき寺」と呼ばれているこちらのお寺。
よからぬ落書きをする人がいないか心配になるが…、住職によると仏様の前なのでおかしなことを書く人はあまりいなく、真摯に自分の願いを書いている人が多いのだとか。

ちなみにこちらの壁、年末に一度塗り直し、新年はまっさらな状態でまた願い事を書くことができるのだという。
続いては、鳥居がナナメ上な神社。
ナナメ上な神社「鳥居のサイズがナナメ上」
神社の入口にあり、神様の世界と人間の世界を分ける境界と考えられている鳥居。
熊本・島原湾のほど近くにある1633年創建の「粟嶋神社(あわしまじんじゃ)」の鳥居は…、小さい!!

大きさは、縦横30センチ。日本一ミニサイズと言われる鳥居なのだ!

この鳥居は1814年、重い病気に苦しんだ人が粟嶋神社でご祈祷を受け、熱心に信仰したところ奇跡的に病気が完治。
そこで病気平癒のお礼に感謝をこめて、他に比類なく永久に残るものをと奉納されたものだというが…、ここまで小さい理由は不明だという。
続いては、さい銭箱がビックリする場所に設置されている神社。
ナナメ上な神社「さい銭箱の場所がナナメ上」
123基の鳥居が幻想的な山口・長門市の「元乃隅神社(もとのすみじんじゃ)」。青い海と赤い鳥居のコントラストが映える景色は海外でも「美しい」と評判の絶景。

参道をのぼりきると、さい銭箱が取り付けられた鳥居があるのだが、取り付けられている場所が…なんと地上6メートル。鳥居の上の部分!?よーく見てみると…、確かに「さい銭」の文字がある!

まるで「さい銭はさせん!」と言わんばかりの、難易度マックスなさい銭箱。見事投げ入れられれば「願い事がかなう」と言われているので、行った際にはぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
続いては、法要で使う道具が超イマドキなお寺。
ナナメ上なお寺「使う道具がナナメ上」
通常、お坊さんが法要で使うのは、木魚やおりんといった仏具。参列者とともに唱えるお経を一定のリズムで整えるために使われるのだが、福井市にある1476年創建の照恩寺(しょうおんじ)の法要で使われるのは…、ヘッドセットに音響機器。
まるで…、DJブース?

一体どんな法要なのかというと…、プロジェクションマッピングによって彩られたお堂に音声加工をしたお経を木魚のビートならぬテクノのビートに乗って読み上げる、その名も“テクノ法要”。

生みの親は住職の朝倉行宣さん。
実は朝倉さんは元DJ!2016年にテクノ法要を始めてからは大の音楽好きが高じて、作曲から舞台照明まで一人でこなしている、まさに生粋の“DJ住職”なのだ。
参拝者が高齢化する中、「若い人にもお参りに来てほしい」という思いで“テクノ法要”を始めたという。
他にも、多くの人に仏教に触れてもらいたいとナナメ上に進化したお寺がある。
ナナメ上なお寺「お堂の中にあるものがナナメ上」
東京・葛飾区の立石にあるのは安土桃山時代に創建された「證願寺(しょうがんじ)」。お堂の中に入るとそこにあったのは…、大きな投影機!そう、プラネタリウムが見られるお寺なのだ。

部屋が暗くなり、ドームに映し出されるのは、一般的な星の天体ショーと、仏教の逸話をイラストにしたスライドショー。どちらも約1時間で、住職が解説してくれる。

実はこの投影機、2度リニューアルしていて、現在使っているものは4Kの最新モデル!リラックスしながら仏教の逸話に耳を傾けることができるという。
時代に合わせて進化を遂げる、ナナメ上な神社やお寺。皆さまもお参りにいってみてはいかかでしょうか。
(ノンストップ!『ナナメ上調査団』より 2023年2月14日放送)