自ら仕込みを行うほど日本酒に魅せられたブラジル人の女性が、山形県内で酒造りを学んでいる。

日本酒に魅力を感じ…自分で日本酒造り

ブラジルで産婦人科医として働くパトリシア・テーリョさんは、日本酒の豊かな味わいに魅せられ、数年前からは自分で日本酒造りに取り組むようになった。

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パトリシア・テーリョさん:
日本酒の魅力は、色んな料理と合うこと。酸味があったり、油物であってもすごくよく合うのが魅力

酒造りを学ぶテーリョさん
酒造りを学ぶテーリョさん

よりおいしい日本酒を仕込みたいと、テーリョさんは2月1日から県内に滞在し、日本酒の海外発信に力を入れる出羽桜酒造で「技」を磨いている。

母国にもっと日本酒を広めたい

研修では、こうじ造りや酒母(しゅぼ)造り、発酵、搾りなど一連の作業に関わっていて、その慣れた手つきに蔵人(くろうど)たちは驚くほどだ。

慣れた手つきで日本酒造りに取り組むテーリョさん
慣れた手つきで日本酒造りに取り組むテーリョさん

出羽桜酒造・仲野翔太郎専務:
日々造っている日本酒が世界の裏側まで届いて、こうして日本に来てくれるということは、職人冥利(みょうり)に尽きる

パトリシア・テーリョさん:
ブラジルでは日本酒のマーケットが大きくなっている。「本当の日本酒」を伝えていきたい

出羽桜酒造での研修は2月14日までで、次は京都の酒蔵に向かうという。
より納得できるおいしい日本酒を...。そして、母国に日本酒をもっと広めていきたいと夢を語る。

(さくらんぼテレビ)

さくらんぼテレビ
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