コロナ禍の影響で、外食に行く機会減っている中、朝食を外に食べに行く人が増えている。その理由を取材した。

札幌市内にあるお菓子の店、六花亭・札幌北店。朝からずらりと客が並んでいる。

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1月から店内のイートインコーナーでモーニングメニューを始めたところ、オープン前から行列ができるほどの人気となった。

千須和 侑里子 キャスター:
表面のカリカリ感がすごくいいですね。お豆がゴロゴロ大きめに入っているので満足感があります

店内で焼き上げるフランスのパン「クッペ」に月替わりで内容が変わる、おかわり無料のサラダやコーヒーなどが手ごろな価格で楽しめる。

店内は、そんな料理をお目当てに車で30分以上かけて来るお客さんもいる。

客:
手稲区から。朝からコーヒー飲んでゆったりした時間を夫婦で過ごすのを楽しみたくて

客:
お誕生日記念で来ようと思いました

客:
食事のメニューやサラダの食べ放題とかコーヒーの飲み放題とか、そういった所に魅力を感じました

開店から一時間も経たずにオーダーストップになることもあるそうだ。

六花亭 札幌北店 黒崎 遥さん:
新規のお客様が多く増えたように感じます。当店はオープンして3年目を迎えますが、コロナ禍ということもありご存じない方が多くいらっしゃいます。モーニングの事を知っていただく事で、そのままお店でお菓子とか買われる方が多く目立ってきたと感じております

千須和 侑里子 キャスター:
モーニングのサービスというのは集客効果あると感じますか?

六花亭 札幌北店 黒崎 遥さん:
かなり感じます

特別な気分を味わえる六花亭のモーニング。現在「札幌北店」と「帯広ガーデン店」で行っている。

盛り上がりを見せる「朝食市場」。実はコロナ禍の暮らしの変化から、さらに拡大していると言う。

エヌピィー・ジャパン 東 さやか さん:
基本的に外食・中食は2022年以降大きく下がった。朝食だけは、コロナ前と比べても客数も売り上げも伸びている状況にあります

外食産業の動向を調査している会社によると、コロナ禍により「会社の飲み会」や「夜の外出」が減ったことによる生活の変化、さらにモーニングの価格が昼や夜と比べて安い事から外で朝食をとる人が増えたという。

そんなニーズをとらえ、大手レストラン「びっくりドンキー」でも朝8時からモーニングを行っている。そのメニューが… 

トースト!?

客:
ママ友から、びっくりドンキーのモーニングコーヒー自由だと聞いてやってきました

330円でトーストとコーヒーが付くモーニングセットや、100グラムのハンバーグが付いた「ミニマムディッシュ」、「卵かけごはん」など、手ごろな価格で楽しめるメニューが人気になっている。

客:
休みの日に出かけるついでにって感じが多いですね

客:
朝やっているバイトだったので、その前に。量的にコスパが良い。コーヒーとかも付くし、おかわりできるので。コスパは全然いい

そんな中、新しく始めたのが…

びっくりドンキー 広報 渡邊 大介さん:
お待たせしました。ドンキースペシャルブレックファスト、スクランブルエッグです
 

たくさん食べたいというお客さんのニーズに応えた新メニューの「ドンキースペシャルブレックファスト」。ホテルの朝食スタイルをイメージして開発したという。

千須和 侑里子 キャスター:
このトーストとコーヒーの相性抜群ですね!一気に優雅な気持ちになりました
どうして朝の時間にもメニューを提供しようと思ったのでしょうか?

びっくりドンキー広報 渡邊 大介さん:
ライフスタイルとか社会の変化の中で、朝活動するお客さまっていうのが増えてきていまして、ランチタイムやディナータイムだけじゃなく、びっくりドンキーに来たことがないお客様も朝ご利用いただけることで、新たな利用方法に繋がるのかなと思い営業しています

コロナ禍で変わる外食市場。まだまだ「モーニング」の勢いは止まらない。

 
北海道文化放送
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