広島東洋カープ、読売ジャイアンツで投手として活躍した元プロ野球選手の川口和久さんは、ふるさと・鳥取市にUターンして、米作りなど農業に取り組んでいる。その川口さんが、鳥取県の「スポーツ特別アドバイザー」に就任した。
目指すのは、鳥取県勢が長らく遠ざかっている「甲子園での2勝」だ。
元プロ野球選手が“スポーツ特別アドバイザー”就任
記者：
緊張されてますか？
元プロ野球選手 川口和久さん：
してます！
鳥取県庁で取材に応じた元プロ野球選手・川口和久さん。現役時代、抜群のマウンド度胸で鳴らした川口さんが「緊張した」その理由は…。
鳥取県・平井知事：
鳥取県スポーツ特別アドバイザーを委嘱します
2023年度4月から、鳥取県のスポーツ特別アドバイザーを務めることになった。託されたのは、鳥取県勢の「甲子園2勝」の目標だ。
「2勝の壁」打破なるか？レベルアップ図り高校の指導へ
地区大会の参加校が全国で最も少ない鳥取県。甲子園の舞台で鳥取県勢は、夏は1956年の米子東（ベスト4）以来70年近く、春も1988年の倉吉東（ベスト16）以来30年余り、「2勝の壁」を破ることができていない。
そこで、県内の高校のレベルアップを図るため、川口さんが部活動の現場で直接指導することになった。悲願の「甲子園2勝」へ、プロの世界で培った川口さんの経験や指導ノウハウに、県も期待している。
鳥取県・平井知事：
（2023年に出場する鳥取城北高校が）「センバツ優勝」したら、川口さんと一緒に県民栄誉賞を差し上げたいと思います
元プロ野球選手 川口和久さん：
サプライズですね！
特別アドバイザーとしての活動は4月から。
鳥取で「米と野球選手を育てる」のが夢という川口さん。鳥取の野球のレベルアップに向けた戦いが始まる。
元プロ野球選手 川口和久さん：
ビッグな投手が出てきて全国大会で活躍する姿を見たいし、後々、プロ野球のドラフトにかかる、これが僕の夢。県民の皆さまと一緒に夢を見たい
（TSKさんいん中央テレビ）
