トルコ南部で起きた地震は発生から2日以上が経過し、これまでに8300人以上の死亡が確認された(日本時間8日午前11時半時点)。

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トルコ南部のガジアンテップは震源に近く、夜通しで救助活動が行われている。

街の至るところで建物倒壊 寒さとの戦いも

ガジアンテップは震源に近いことから、被害が大きい街の一つ。

倒壊したマンションでも、夜通し救助活動が行われていた。取材班が確認したところ、気温はー5度と、厳しい寒さとの戦いでもある。

倒壊現場の横を見ると、明かりが。ここも、建物が倒壊した現場だ。至る所で被害が広がっている
倒壊現場の横を見ると、明かりが。ここも、建物が倒壊した現場だ。至る所で被害が広がっている

この倒壊したマンションの横を見てみると、一部で灯りがついている。実はその場所でもマンションが倒壊しているなど、街の至る所で被害が広がっている。

ホテルのロビーに避難する人たち
ホテルのロビーに避難する人たち

そのため近くにあるホテルでは、ロビーを開放して避難者が宿泊できる対応をとっていた。市民からは「救助隊が来るのが遅かった」などと、政府への対応を批判する声も出ている。

がれきに挟まれた子ども。小さな器に入った飲み物でなんとか水分補給する様子が映っている
がれきに挟まれた子ども。小さな器に入った飲み物でなんとか水分補給する様子が映っている

これまでに、トルコと隣のシリアを合わせて8394人が死亡、3万4000人以上が負傷した(日本時間8日午前11時半時点)。

一方で、いまだに多くの人ががれきの下にいるとみられることから、被害はさらに広がる可能性がある。

(「Live News days」2月8日放送より)