昨シーズン、日本を盛り上げた東京ヤクルトスワローズの青木宣親選手と村上宗隆選手がビックカメラで“詰め放題”に参戦した。
2月5日放送の「ジャンクSPORTS」(フジテレビ系)は、セ・リーグ2連覇を果たしたヤクルトの青木選手と村上選手が登場。リーグ優勝を祝して、番組MC浜田雅功がおごる企画“詰め放題”を実施した。
村上、尊敬する大先輩に苦言
「リーグ優勝でよう買い物しようと思ったよね?」と早くも威嚇する浜田さん。
昨シーズン、村上選手は王貞治の記録を58年ぶりに超えるホームラン56本、3冠王(本塁打王、首位打者、打点王)を達成。チャンスに強すぎるため、「村神様」という異名がついたほど。
そんな彼が師匠と尊敬するのが大先輩の青木選手。メジャーで活躍した後、ヤクルトに復帰。通算2648安打は歴代6位という生ける伝説だ。
この記事の画像(9枚)まず一行は、調理器具や季節家電のフロアへ。
仲が良く、村上選手が入団した当初から関係があった2人。「僕にとっては師匠」と村上選手は語るが、車を運転中に助手席にいる青木選手が“うるさい”とクレーム。
村上選手が運転すると隣に座るようだが、青木選手は人が見えると「危ない!」と連呼するそう。「それをタクシーの運転手さんにも言うんです」と苦笑いする村上選手。
青木選手は「1回、事故りかけたことがあった」ことがきっかけで、人が目に入ると「危ない!」と言ってしまうと説明。ただ、隣で騒ぐことで運転する側は「怖い」と村上選手は苦笑した。
そんな村上選手は「よく寝るため、水を取りに行くのが面倒」だと寝室に置くためのHisenceの小型冷蔵庫をおねだり。
去年11月のファン感謝祭に2時間遅刻してしまった村上選手。「電話しても出なかった」と話す青木選手に「寝ていました」と一言。イベント終了後には、高津臣吾監督に呼ばれて公開謝罪した。
青木選手は、妻で元アナウンサーの佐知さんからのリクエストでCOSORIのノンフライヤーを所望。一方、最近1人暮らしを始めた村上選手は「家で焼肉をしたい」と、遠赤外線で直接食材を調理できるザイグルプラスをカートへイン。
序盤は1万円台の商品をおねだりする2人に「まだ好き」と好印象だったが、徐々に値段が上がり、浜田さんはおびえる。
“DJ青木”が欲しいのは?
続いてテレビやオーディオ機器のフロアへ移動すると、青木選手の大本命の売り場に到着。
「チームのため」と強調する青木選手が欲しいのはスピーカー。「勝ったときに大音量で音楽を流すんですけど、クラブハウスDJが僕。今は音が小さくて、ガンガンに音を流したい」と神宮球場のロッカーに置きたいと欲しい理由を語る。
お目当てのJBL PartyBoxのスピーカーから流れてきたのは、“DJ青木”が自ら歌った「レイニーブルー」。思わず苦笑する青木選手は、長いキャンプ中にちょっとしたスパイスが欲しくてカラオケアプリで歌って球場に流したものだと解説。
同行するナイツ・塙宣之さんは「マイクもつけると歌も歌える」とマイクも差し出す。さらにもう一回り大きいサイズを見つけ、青木選手はこっちをおねだり。
そこで浜田さんは「チャレンジ」を要請。金と白のボールが一つずつ入った箱から金を引くとゲットできるが、青木選手が祈るように引いたのは金のボール。「やったー」と大絶叫した。
続いて、美容器具のフロアでは「モテたい」という村上選手が、美顔器を所望。試合前に必ず保湿をするほど、お肌を気にするタイプだという。
お目当てはPanasonicのリフトケア美顔器。「本当に使いますか」と疑う浜田さんに、「浜田さんのような笑顔になりたい」と村上選手。試しにやってみると、使い方が間違っていたようで、まさかの浜田さんが指導。「詳しいですね」と塙さんも驚いていた。
この美顔器で肌をケアした来シーズンはホームラン後のスマイルにも注目したい。
英語が苦手な村上、正解できる?
さらに村上選手はデロンギのエスプレッソ・カプチーノメーカーをおねだり。
「ちょっと待って」と値段に戸惑う浜田さんは、「チャレンジ」を求める。「チームのため」だと言う青木選手とは違い「自分のため」に購入する村上選手には、厳しくいきたいと浜田さん。
そこで特別に生まれたのがEnglishチャレンジ。将来メジャーリーグ挑戦を表明している村上選手にとって、唯一の不安材料が英語力。
プロ野球選手なら知っておいてほしい英単語を出題し、あてたら大本命の商品をプレゼントする。
「優しいのにしてください」と懇願する村上選手に選んだ英語は「knuckle」。ボードの英単語をじっと眺めて思案し、「正面から見て良いですか?」と角度を変える。
「本当にわからない…」とこぼす村上選手に、塙さんがヒントをあげると、何かひらめいたようで「ナックル」と大正解。ただ、ヒントがなければ「コントロール」だと思っていたという。
ヒントが優しすぎたことに不満の浜田さんは、もう1問追加。青木選手が「一番難しそう」だという「BABE RUTH」の英単語を出すと、「ベーブ・ルース」と即答。
「これはさすがにわかります」と村上選手は見事にデロンギのコーヒーメーカーをゲットした。
青木が厳選した「村神様ベスト5」
会計を待っている間、青木選手が厳選した「2022年の村神様ベスト5」を紹介。
5位は「圧巻!5打席連続ホームラン」。4打席連続は過去に13人いるものの5打席連続はゼロ。7月31日の阪神戦からはじまり、8月2日に達成した金字塔だ。
片手で捉えた打球がレフトスタンドへ放たれた映像を改めて見て、青木選手は「(片手であの体勢は)無理ですね。裏で話したとき『何で入ったかわからない』」と話していたという。
村上選手も「何で入ったのか。手に感触は残っていたので、片手に見えるけど感覚はありました」と明かした。
4位は「あえての…49号ホームラン」。
8月28日に49号のホームランを打った村上選手。“あえて”の意味は、50号を打つ前に、50号をお祝いしていたからだという。
翌日に50号を打つだろうと予想した青木選手は「ホテルでケーキを用意してもらって。何人か集めて祝おうと話をしていたのにその日、打たなかったので49号でみんなでお祝いした」と話す。
ちなみに、本人のベストホームランは逆転3ランとなった45号だという。
1位は村上も爆笑の「忘れもの」
3位は「祝!スーツ・オブ・ザ・イヤー受賞」。
去年20個もの賞を受賞した村上選手。青木選手は「毎年タイトルを獲る度にスーツをプレゼントしている」ため、この賞の受賞は自身もうれしかったという。贈っているスーツはオーダースーツで10着前後とのこと。
浜田さんは「前に青木のことを(村上は)『スーツの青木』と言っていた」と暴露する。
授賞式の写真に「あれ?」とした表情を見せた青木選手に、村上選手はスポンサーの関係上でもらったスーツは着用できなかったと説明した。
2位は「大偉業!56号ホームラン」。9月13日の巨人戦で、王貞治が1964年に打ち立てた日本人年間ホームランランキングに並んだ村上選手。
大記録56号本塁打にファンが期待したが、大記録目前のプレッシャーからか突然スランプに陥る。55号の時点で15あった残り試合も徐々に減っていく。本人もスランプ中は「自分でもどうにもできなかった」と振り返る。
そして10月3日の最終戦の最終打席で待望の56号本塁打。日本人年間ホームラン記録を塗り替え、歴史的偉業を成し遂げた。
この間、青木選手は「ムネの打席をファンは見に来ていると感じていたけど、(本人に)かける言葉は気をつけた」と明かした。
そして1位は「日本シリーズ第1戦にグローブを忘れる」。発表されると本人も思わず爆笑。
青木選手は「キャッチボールをするときにグローブがないってなって。さすがにあ然としました。考えられないけどムネらしい。こういうことをやってしまうことが、スゴさを感じる」と語る。
一方、村上選手は「忘れようと思って忘れてない」と弁明。グローブがないと気づいたときは盗まれたと思ったようだが、「頭の中で置いた場所が浮かんで忘れたことに気づいた」という。
加えて、東京五輪の際にはユニホームのズボンも忘れてしまったという村上。
「練習用と試合用の2着あって。練習して1着は着ていたけど、フロから上がって着ようと思ったらズボンがなかった。ホテルまで時間がかかるので、千賀(滉大)さんのを借りた」
ビックカメラでの“詰め放題”は青木選手が5品17万4080円、村上選手が4品の26万2900円。ゲットした商品を使い倒して、来シーズンの活躍も期待したい。
(『ジャンクSPORTS』毎週日曜日夜7:00~8:00放送)