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色鮮やかな着物とはかまのいでたちで、音楽に乗せ、筆を走らせる生徒たち。毛筆の黒の線が、半紙を染めていく。
大阪市の上宮（うえのみや）高校、書道パフォーマンス部が書いていたのは、2022年の世相を表した「創作四字熟語」だ。

世相を表してきた「創作四字熟語」　2022年選ばれたのは…

2万件を超える応募の中から選ばれた最優秀作は、「遠客再来（えんきゃくさいらい）」。
千客万来をもじり、新型コロナの感染拡大に伴う入国規制が緩和され、遠くの客を再び受け入れられる喜びを表している。

時代を映してきた、4文字。過去にはこんなものもあった。

2001年は、「万国胸痛（万国共通）」。
アメリカで同時多発テロが発生し、イラク戦争に突き進んでいった。

2003年は、「八方取税（発泡酒税）」。
発泡酒が増税され、あらゆる所から税をとろうとする様を表現。

韓流ドラマ「冬のソナタ」が大流行した2004年は、様が4つで「様様様様（ヨン様）」。主役のペ・ヨンジュンさんを表した4文字だった。

2022年の優秀賞には、物価の高騰をタマネギで表した「高値之玉（高嶺の花）」。円安が急速に進んだ事を表す「急円超下（急転直下）」が選ばれている。

（「イット！」2022年12月22日放送より）