フジテレビの情報番組で活躍した芸能リポーター・前田忠明さんが、くも膜下出血で亡くなっていたことが分かりました。81歳でした。

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前田さんは9月28日の午後2時20分頃、自宅マンションで転倒。
頭を強打して都内の病院に救急搬送されましたが、同日午後4時半頃、息を引き取りました。

「前忠」「忠さん」の愛称で親しまれ…芸能リポーターとして40年以上活躍

前田さんは今から52年前、1970年に週刊誌「女性自身」の記者となり、主に芸能を担当。その経験を生かし、1980年にフジテレビ専属の芸能リポーターに転身しました。

「おはよう!ナイスデイ」や「とくダネ!」などに出演。
40年以上芸能リポーターとして活躍した前田さんは、「前忠(まえちゅう)」「忠さん」の愛称で親しまれました。

さらに、前田さんが女優・大原麗子さんの人生を綴った著書「大原麗子 炎のように」は2013年に、ドラマ化もされました。

昭和から平成の芸能界を徹底取材し、芸能ニュースの真相に迫り続けた前田さん。
「とくダネ!」で共演した古市憲寿氏は、前田さんをこう振り返ります。

古市憲寿:
なんかすごく、嫌われることを引き受けているというか。でも全部暴露するわけではなくて、“葛藤”があった人だなという風に思っていたんですね。
何を言って、何を言わないかということを考えて、だから結局は本人も嫌われ役って分かっていて。芸能レポーターとして責任を果たすんだけども、でもその先には芸能人のことを実は結構考えていた方だなと思っていて。
これまで2回大病されたはずなんですけれども、今回は復活とならなかったのが、残念だなと思います。

(めざまし8 「NewsTag」より12月19日放送)