黄金色に輝く「つきみいくら」。淡水の河川に住むヤマメが海や湖にくだるために大型化したサクラマスからとれた魚卵で、宮崎で養殖されている。この「つきみいくら」が、12月1日からANA国際線ファーストクラスの機内食で提供されている。

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宮崎大発ベンチャー企業が開発 ANAで期間限定で提供

永井友梨アナウンサー:
いくらよりさらにプチプチと弾力のある食感でカツオの優しい出汁の味が上品に広がります

このつきみいくらが、ANA国際線ファーストクラスの機内食で提供されることになり、11月30日、記者発表が行われた。

ANAケータリングサービス・森誠剛和食料理長:
色目もあって食感もあって、うまみもある素晴らしい食材で、メニューを作るうえでは、本当にすごく楽しみな食材でありました

この「つきみいくら」を手がけているのは、宮崎大学発のベンチャー企業「Smolt」。五ヶ瀬町の淡水と延岡市の海水を活用した独自の養殖技術を確立。山と海の地域資源を最大限に活用した取り組みなどが評価され、今回、機内食に選ばれた。

全日本空輸・中村雄志宮崎支店長:
ANAとしても地域のサステナブルな取り組みを広く認知していただくきっかけになればと

Smolt・上野賢代表取締役CEO:
まさに宮崎という地域、五ヶ瀬町、延岡市、宮崎市で培ってきた技術や生産の思いが世界に飛んでいくというのがすごく感慨深いものがありますし、今回、ANAにご協力いただいて感謝しています

この「つきみいくら」は、2023年1月末までファーストクラスで提供されるという。また、SmoltのオンラインショップやANAショッピングサイトなどで販売されている。

(テレビ宮崎)

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