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「メールには、『パパ、ママが亡くなりました』。え!?そこからもう思考停止みたいな状態ですけども」

16日、都内で行われた離婚後の親権や養育について考えるトークイベントに出演した、俳優の石田純一さん。
言葉を詰まらせながら語ったのは、元妻で女優の松原千明さんの訃報についてでした。

64歳の若さで…松原千明さんの波乱の人生

10月8日、ハワイの自宅で亡くなっていた松原千明さん。64歳という若さでした。

松原さんは、京都府出身。

1980年、カネボウのキャンペーンガールとして芸能活動を開始。女優としても、テレビドラマや多くの映画に出演。人気バラエティー番組「探偵!ナイトスクープ」にレギュラー出演するなど、マルチな活躍を見せていました。

1988年には、トレンディードラマなどで人気だった、俳優の石田純一さんと6年の交際を経て結婚。2年後に長女のすみれさんが誕生します。

その後も、芸能界のおしどり夫婦としてカメラの前に登場し、仲の良さを見せていました。

しかし、結婚から8年後の1996年、写真週刊誌に、石田さんと年下モデルとの不倫が報じられました。この時、石田さんの「不倫は文化だ」という発言などもあり、大きな騒動に発展。

「役者の女房ですので」とつらい顔を見せず、メディアに対して明るく答えていた松原さんでしたが、その翌年、娘のすみれさんを連れてハワイに移住。別居状態になりました。
そして1999年、2人は離婚に至ります。

「筆舌に尽くしがたい哀しみ」母と娘

すみれさんとハワイに移住後、SNSには度々、娘との写真が投稿されていました。
2015年の投稿には、すみれさん本人と思われるコメントで「とっても愛しているよ、ママ」との書き込みも。

5年前のインタビューで、松原さんは娘の存在について「男いなくても私、生きていけると思うんですけど、子供いないと生きていけないと思うんですよね」と話していました。

すみれさんは2021年11月に一般男性と結婚し、2022年4月、男の子を出産したばかり。
6月、出産後に初めての公の場に登場した際は、「行けるようになったらハワイにとりあえず帰って家族に会わせたい」と、ハワイにいる母に孫を見せたいと話していたすみれさん。
突然の母親の死に、ショックを受けているといいます。
16日、所属事務所が発表したコメントからも、深い悲しみがあふれていました。

「すみれも未だ筆舌に尽くしがたい哀しみの中におり、今は母から注がれた特別な愛とあたたかな想い出を胸に、精一杯なんとか顔を上げようと日々を過ごしている状況でございます。」

最近では、ハワイで一人暮らしが続いていたという松原さん。
元夫の石田純一さんは、16日のイベントで、後悔を口にしました。

「もし、僕らにあまり見せなかったけれども、そういう体とか心の不調があったとしたら、もっと何が出来たんだろうという、今としてはすごく思うのですけども」

(めざまし8 11月17日放送)