内閣府が発表した9月の消費動向調査によると、今後半年間の消費者心理を示す「消費者態度指数」は、8月から1.7ポイント低下し、2か月ぶりに悪化した(30.8)。

中でも「耐久消費財の買い時判断」が8月から2.5ポイント下がっている。内閣府担当者は「食料品や電気代などさまざまなものが値上がりする中で『家電や自動車などに手がまわらない』と考える人が増えている」と分析する。

また、1年後の物価について、63%の消費者が「5%以上上昇する」と答え、過去最高を更新した。

経済部
経済部

「経済部」は、「日本や世界の経済」を、多角的にウォッチする部。「生活者の目線」を忘れずに、政府の経済政策や企業の活動、株価や為替の動きなどを継続的に定点観測し、時に深堀りすることで、日本社会の「今」を「経済の視点」から浮き彫りにしていく役割を担っている。
世界的な課題となっている温室効果ガス削減をはじめ、AIや自動運転などをめぐる最先端テクノロジーの取材も続け、技術革新のうねりをカバー。
生産・販売・消費の現場で、タイムリーな話題を掘り下げて取材し、映像化に知恵を絞り、わかりやすく伝えていくのが経済部の目標。

財務省や総務省、経産省などの省庁や日銀・東京証券取引所のほか、金融機関、自動車をはじめとした製造業、流通・情報通信・外食など幅広い経済分野を取材している。