日本の貿易赤字が過去最高を更新した。
財務省が発表した8月の貿易統計(速報値)では、輸出から輸入を差し引いた「貿易収支」が2兆8173億円の赤字だった。
赤字は13カ月連続で、赤字額としては比較可能な1979年1月以降、過去最大の数字となった。
(これまで最大の赤字額は2014年1月の2兆7951億円)
原油や石炭などエネルギー価格の高騰で輸入額が過去最高を更新していて、財務省はこれが赤字幅拡大の最も大きな要因と分析している。
急速な円安となっている為替の影響は輸入だけでなく輸出にも及んでいて、輸出額では自動車や原油を精製して得られる軽油などが増えていて、過去5番目、8月だけで比較すると過去最大の数字となっている。