石川・金沢市にある精肉店「ミートブラザーズ」。塊の肉を、注文に応じて切り分けるスタイルが人気を得ている。そんな独自の路線を編み出した松田裕司(まつだ・ゆうじ)社長に密着した。

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迫力の塊肉…そのスタイルの理由とは

金沢市藤江北にある精肉店「ミートブラザーズ」。

店先に「町のお肉屋さん」とのぼりを掲げているが

中に入ると、スタイリッシュな内装に驚かされる。

厳選した極上の肉を、ショーケースに塊のままでディスプレーするのがこの店の特徴だ。

松田裕司社長:
塊で肉を置いている肉屋さんは、あまりないと思う

松田裕司社長:
この方が使いやすいし、鮮度やもちもいいので、この形にしています。あとはお客さんが塊をどう使うのか。一緒になって考えながら、楽しめるので

さらに、店内には「お肉のカット撮影OK」の掲示が…

松田裕司社長:
みなさん、自分が注文したものが、どういう流れでできるか知りたいと思う。それで、ここでは見せるようにしているんです

松田裕司社長:
お肉切ってるところなんて、なかなか見れないでしょうからね

お店は、客から高い評価を得ている。

常連客:
味も新鮮さも違う。品質も間違いない。好きな部位を量り売りで購入できるのもいいです

客の胃袋をがっちり掴んでいる松田社長。
しかし、経営する店はここだけではない。実は、この精肉店を開く前から、金沢市の繁華街・片町で焼き肉店を経営している。

5周年を迎えた焼き肉店「スーパーミートブラザーズ」
5周年を迎えた焼き肉店「スーパーミートブラザーズ」

この店も、注文が入ってから客の目の前で肉を切り分けて提供している。

焼き肉店「スーパーミートブラザーズ」の店内
焼き肉店「スーパーミートブラザーズ」の店内

繁華街の人気焼き肉店が、なぜ郊外で精肉店を開いたのだろうか?

その謎を解く前に、ランチの時間がやってきた!

ミートブラザーズ スタッフ:
お肉もらっていいですか?

松田裕司社長:
どうぞ~

昼食はスタッフの手作り。今日の賄いは、オムライスだそうだ。

記者:
お店のお肉をもらう時も、あるんですか?

ミートブラザーズ スタッフ:
そうですね。今回は牛肉を入れた方が、おいしいかなと思って

松田社長におねだりした牛肉を、ふんだんに使って…

野菜、ごはんを手際よく炒めてケチャップライスを作り、そこに卵を乗せれば、お肉屋さんのオムライスの完成だ。

松田裕司社長:
いただきます!きょうのオムライス、フワフワやね

どうやら松田社長は、ケチャップが大好きらしい。

松田裕司社長:
いいよ、うん、大丈夫です

「大丈夫」は「おいしい」の意味らしい。スタッフに松田社長について聞いてみると…?

取材記者:
賄い担当は緊張する?

精肉店「ミートブラザーズ」スタッフ:
ドキドキしますよ。社長は厳しいので。無言のときもあるので…

松田裕司社長:
厳しいって…?たまに「いらないなら食うな!」って言われますよ。ははは

「同じ釜の飯を食う仲間」。スタッフとの信頼も厚そうだ。

完食して感謝の「ごちそうさま」
完食して感謝の「ごちそうさま」

お腹が満たされたところで、焼肉店を経て精肉店へと事業を拡大した理由を聞いた。

松田裕司社長:
元々、精肉業者に勤めていたんです。焼き肉店で経験を積んで、それを生かす精肉店って他にあまりないんじゃないかなと思っていました。当初はあと何店舗か焼き肉店を開いてから、最終的に精肉店を開こうと思っていたんですが、コロナの感染拡大が始まったので、精肉店をオープンさせました。

そんな松田社長には、まだまだ叶えたい計画がある。

松田裕司社長:
焼肉店と精肉店を一本化した、もう少し大きい店を作りたいんです。しかも、ちょっと違った店にしたい。人が集まる場所、あと、ワンちゃんとも遊べるような場所もつくりたいですね

実は松田社長は、大の愛犬家だ。

愛犬と松田社長
愛犬と松田社長

休日は愛犬と遊びリフレッシュ。そして、ほれ込んだ肉のために産地に足を運ぶ。

記者:
やっぱりお肉が大好きなんですか?

松田裕司社長:
好きなんでしょうね。おいしいお肉をたくさんの人に食べてほしいですね

松田社長は、これからも肉のおいしさを伝えていく。

(石川テレビ)