大人気ダンスボーカルユニット「EXILE」のメンバー、USA(うさ)さん(※Uは上に点2つ)が、2022年4月に鹿児島県南大隅町の子どもたちと始めた野菜づくり、その名も「オドル野菜プロジェクト」が収穫の時期を迎えた。
収穫祭では、USAさんが考案した「新しい盆踊り」で会場を盛り上げた。
「農業に興味を持って」ダンスで楽しく種まき
2022年4月。南大隅町の畑に子どもたちとEXILEのUSAさんの姿があった。
USAさんは担い手不足が深刻化する農業に興味を持ってもらおうと、子どもたちと野菜を育てるプロジェクトを全国で展開している。

EXILE・USAさん:
1年半くらい前に南大隅に出会って、そこから20回くらい来ている大好きなところ。食べ物もおいしいし、来ると元気になる場所
USAさんは、得意のダンスを農業に取り入れることにした。

EXILE・USAさん:
「Choo Choo TRAIN」のイントロのロールダンスが、田植え機とか耕運機の動きによく似ていたから、もしかしたら種まきに使えるんじゃないかという発想に行き着いた
USAさんプロデュースの収穫祭 盆踊りをアレンジ
踊りながら楽しくエダマメとサツマイモを植えてから4カ月。迎えた収穫の日は朝から雨…。
USAさんとの野菜の収穫は残念ながら中止となってしまったが、その後、天気は回復。夜の「収穫祭」は予定通り開催されることになった。USAさんがプロデュースする祭りがスタートした。

「ヒップホップと祭りは共通点が多い」と話すUSAさん。浴衣姿で舞台の上から「幸せを呼び込むように回します」と、動きを指導する。USAさんがヒップホップ風にアレンジした「NEO BONODORI」をみんなで楽しんだ。
新型コロナウイルスの影響で、南大隅町で本格的な祭りが開催されたのは3年ぶりのこと。USAさんが大好きだという「垂水フェリーのうどん」も特別に出店し、会場には町民の笑顔があふれた。

参加した人:
USAさんはかっこよかったです。背が高くて
参加した人:
改めて、祭りっていいなって感じました
参加した人:
踊りがヒップホップも混ざっていたので新しかった
「野菜を身近に、おいしく感じるはず」
EXILE・USAさん:
種まきから、豊作を祝ってみんなでお祭りができることをイメージしてきたので、それが現実にとなって、夢がかなって、本当に幸せな気持ちでいっぱいです。食卓に出てきた野菜たちがより身近に、愛おしく思えるんじゃないかな、おいしく感じるんじゃないかなと思います

Q.今回は中止となってしまったが、収穫ではどんなダンスを考えていた?
EXILE・USAさん:
取れたサツマイモとエダマメを持って、「Choo Choo TRAIN」のイントロで躍りながら回して、アウトロの「ララララ」のところでジャンプして、喜びを表現する
後日、みんなで植えたエダマメとサツマイモは、シルバー人材センターのお年寄りと子どもたちで収穫した。2種類とも、口の中で”オドル”おいしさに違いない。

この「オドル野菜プロジェクト」は、2023年も開催予定だという。
(鹿児島テレビ)