ウイルスによる感染症「手足口病」。感染すると、口の中や手のひら、足の裏などに発疹や水疱ができる。

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コロナの感染が高止まりする今、この病気が流行しつつあるという。

有明こどもクリニック 村上典子豊洲院院長:
「手足口病」は夏風邪の“代表選手”。今、コロナの第7波と共にすごく増えております。

東京都では5月から徐々に増え始め、7月に入ると急激に増加。7月末には患者の報告数が1200人を超え、3年ぶりに警報レベルとなった。8月に入っても感染は収まっていない。

多くは1週間ほどで症状が収まるが、まれに重症化のリスクもあるという。

息子(2歳)が感染した母親:
手のひら・足・口周りに発疹が出た。40度を超える熱を出して、3~4日くらい治るのに時間がかかった。

「手足口病」感染を防ぐには、どうすればいいのだろうか。ウイルスは飛沫や接触で感染するため、コロナ対策と同じように、こまめな手洗いやマスク着用が効果的だという。

また注意が必要なのは、赤ちゃんのおむつ。症状が始まると、2週間から4週間は便にもウイルスが排泄されるという。

有明こどもクリニック 村上典子豊洲院院長:
おむつ替えの時などにウィルスが手についてしまうことがよくありますので、とにかく手洗いをこまめにしていただくことは非常に重要です。

体に付いたウイルスなどからも広がる、この感染症。子ども同士の接触にも注意が必要だ。

(「イット!」8月15日放送)