高市首相は20日、発足2日目の「高市内閣2.0」として初の施政方針演説を行い、責任ある積極財政への転換を強調した。飲食料品の消費税ゼロなど減税策の検討を加速し、夏前の中間とりまとめを目指す方針も示した。さらに成長最優先を掲げ「成長のスイッチを押しまくる」と述べ、経済対策への意欲をアピールした。

「高市内閣2.0」初の施政方針演説

全ての閣僚を再任させた「高市内閣2.0」の発足から2日。いよいよ本格始動した。
高市首相が20日に臨んだのは、就任後初めてとなる施政方針演説だ。

この記事の画像(29枚)

解散前とは様変わりし、与党が約4分の3の議席を占める衆議院の本会議場に立った高市首相。
今後取り組む重点課題や政治姿勢などの基本方針を説明した。

高市首相:
「日本列島を強く豊かに」。私のこの使命を政策の積み重ねの上に、全身全霊をかけて成し遂げてまいります。

午後2時過ぎから衆議院で行われた高市首相の施政方針演説。
改革の本丸として改めて強調したのが「責任ある積極財政」だ。

高市首相:
その本丸は責任ある積極財政です。高市内閣は長年続いてきた過度な緊縮志向、未来への投資不足の流れを断ち切ります。毎年補正予算が組まれることを前提とした予算編成と決別し、必要な予算は可能な限り、当初予算で措置します。

高市首相「成長のスイッチを押しまくる」

そのうえで、従来より1カ月ほど遅れている新年度予算案の審議について、早期成立への協力を呼びかけた。

さらに、「とにかく成長のスイッチを押して、押して、押して、押して、押しまくってまいります」と語り、この演説で大きな拍手を受けた高市首相。

今回の衆議院選挙で公約に掲げた消費税の減税については、「給付付き税額控除の制度設計を含めた社会保障と税の一体改革について、超党派で構成される国民会議において検討を進め、結論を得ます」「飲食料品については特例公債に頼ることなく、2年間に限り消費税をゼロ税率とすることにつき、スケジュールや財源の在り方など実現に向けた諸課題に関する検討を加速します。野党の皆さまのご協力が得られれば、夏前には中間とりまとめを行い、税制改正関連法案の早期提出を目指します」と述べた。

そして、外交や安全保障については、高市首相が師と仰ぐ安倍元首相の名前を出して訴える場面もあった。

高市首相:
今年は安倍元首相が「自由で開かれたインド太平洋」を提唱してから10年。インド太平洋を強く豊かにしていきましょう。

さらに高市首相は、少子化対策、拉致問題の解決、憲法改正などにも意欲を示した。

演説の最後は、「挑戦しない国に未来はありません。守るだけの政治に希望は生まれません。皆さま、未来への挑戦を共に進めてまいりましょう。希望を生み出す政治を共に進めていこうではありませんか」と締めくくった。
(「イット!」2月20日放送より)

この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。 ギャラリーページはこちら(29枚)