この検証結果、節電に役立つ有益な情報なのだが、そもそも、このような検証を行った理由は何なのだろうか? また、今年は「猛暑」と「節電」という異例の夏となっているが、この状況をどのように乗り切ればよいのか?
ダイキン工業の広報担当者に聞いた。
「エアコンを上手に使って、健康な夏を過ごしてほしい」
――このような検証を行った理由は?
ダイキン工業は“空気で答えを出す会社”として、空気にまつわる課題や悩みごと、素朴な疑問を自ら調査する『ダイキン空気のお悩み調査隊』の活動を2011年より継続しています。
2022年は電気代の高騰や7年ぶりの節電要請により、節電の重要性が増しており、特にエアコンは、夏のピーク時における家庭の電力消費の約6割を占めると言われ、節電を意識した使い方の実践が大切です。
そこで、エアコンの基本的な節電策ともいえる「フィルター掃除」と「室外機周辺の片付け」の節電効果を調査し、検証しました。
――では、今年の「猛暑」と「節電」という異例の夏をどのように乗り切ればいい?
エアコンは家庭での電力消費の割合が大きい家電ですが、この猛暑の中で、無理してエアコンの使用を控えることは、熱中症などの体調不良を引き起こすリスクにもつながります。
ぜひ、エアコンを上手に使って、消費電力や環境負荷を抑えながら、快適で健康な夏を過ごしていただきたいと思っています。
エアコンの「フィルター掃除」と「室外機周辺の片付け」にどのくらい効果があるのか、気になっていたが、今回の検証で1カ月あたりの電気料金が1720円も安くなることが分かった。「猛暑」と「節電」という異例の夏を乗り切るためにも、この両方を試してみてはいかがだろうか。