足を広げ仰向けになっている、麻酔銃で眠らされたクマ。口の中には、鋭いキバ。捕獲される一部始終がカメラに捉えられていた。

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現場は、長野県須坂市の山あいにあるブタの飼育場。7月、3匹のブタが相次いで行方不明になった。

クマの足跡のようなものがあったため、ワナを設置。すると、クマがワナにかかり、県のクマ対策員などが急行。記者が緊迫の現場を取材した。

宮入想記者:
麻酔銃を持って、ワナの方へと向かっていきます。今、麻酔銃が撃たれました。

宮入想記者:
麻酔銃が打たれてから10分程経過しました。クマがぐったりとした様子でワナから出てきました。

捕獲されたのは、体長140センチ、体重85キロのオス。ブタを襲ったクマかどうは不明だが、耳に識別のためのタグがつけられ、山に返された。

同じ日、同じ長野県の松本市では、クマがペンションの中に侵入する事態も起きている。目撃した経営者は、「厨房からすごい音がして何かおかしいなと思って、見たらここにいました。すぐ閉めて、逃げて」と当時を振り返った。

クマの狙いは何だったのか・・・。クマは、網戸を破って建物へ侵入。テーブルの上にあったモモなどを食い荒らした後、厨房に入ったとみられている。

近くには保育園もあることから、警察が周囲を警戒。ワナも設置された。相次ぐクマの出現に緊張が高まっている。

(「イット!」8月5日放送分より)