東京都は、都民を対象に、都内を旅行する際の費用を補助するキャンペーン「もっとTokyo」、いわゆる「都民割」について、関係者によると、8月22日から再開される可能性があることが分かった。今後の感染状況を見極めながら検討されるという。

都民割は、都民が都内を旅行する際、宿泊の場合、6000円以上で1人1泊5000円を助成し、3000円以上の日帰り旅行は、1回2500円を助成するもの。1回の旅行で5連泊まで利用することが可能で、回数に制限はない。さらに18歳までの子供には1000円上乗せされる。対象は、3回のワクチン接種を終えた人、検査などで陰性を証できる人に限られている。

都民割は、2020年10月にスタートしたが、新型コロナの感染拡大に伴い、直後に中断を余儀なくされた。その後、感染者数が減少したため、先月10日から、再び予約をスタート。今月いっぱいの旅行が対象となっていた。しかし、現在、感染拡大の”第7波”を迎える中、8月以降、都民割を再開するのか、もしくは中断するのか検討が進められてきた。

結局、東京都は、午後5時すぎから、新型コロナの対策本部会議を行い、都民割について、感染状況を見極めながら、8月22日から再開できるか検討することを決めた。東京都の担当者は、「一定の見通しを示した方が良いと考えた。お盆が明けたタイミングで、ひとつの目安として、8月22日を示した」と説明した。

社会部
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