宮城県内の人気飲食店で、食中毒の発生が相次いでいる。
患者は全員、快方に向かっている。


塩竈市内の寿司店では、提供された寿司を食べた客が、アニサキスによる食中毒を発症した。

塩釜保健所によると、食中毒が発生したのは塩竈市野田の「廻鮮寿司 塩釜港」。

2月25日に同店でイワシやマグロの寿司などを食べた60代の客1人が、翌26日午前2時ごろに腹痛を発症した。

患者が仙台市内の医療機関を受診したところ、胃からアニサキスが摘出された。
塩釜保健所が調査したところ、患者の症状や潜伏期間から、店で提供された寿司が原因と断定した。

塩釜保健所は店に対し、27日の1日間、生食用鮮魚介類(冷凍品を除く)の取扱いを停止する措置を講じた。

アニサキスは魚介類に寄生する寄生虫で、生や加熱不十分な魚介類を食べることで感染し、激しい腹痛や吐き気などの症状が現れることがある。


また、多賀城市内の飲食店で食事をした客22人が、嘔吐や下痢などの症状を訴え、塩釜保健所は27日、ノロウイルスによる食中毒と断定した。

食中毒が発生したのは、多賀城市町前の「牛たん炭焼利久 多賀城店」。

塩釜保健所によると、22日午前10時ごろ、塩竈市内の医療機関から「グループで食事をし、嘔吐、下痢等の症状を呈している患者を診察した」と通報があった。

保健所が調査したところ、2月20日に同店で食事をした2グループ41人のうち22人が、21日午後9時ごろから嘔吐や下痢などの症状を発症していたことが判明。
患者の年齢は10歳未満から60代で、このうち11人が医療機関を受診したが、入院した人はいなかった。

保健所は、患者に共通する食事が同店で提供した食事に限られていることや、患者の症状及び潜伏時間が一致していること、複数の患者の便及び調理従事者の便からノロウイルスが検出されたことなどから、同店で提供した食事を原因とする食中毒と断定した。

保健所は店を27日から3月1日までの3日間、営業停止処分とした。

仙台放送
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