岡山・倉敷市真備町などで多くの被害を出した西日本豪雨から、7月6日で4年を迎える。被災地で今、伝えたいメッセージを聞いた。

倉敷市真備町箭田「さるや」。手作りの麺が自慢のうどん店。

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さるや店主・柴田勇樹さん:
真備の見た目も少しずつきれいになっていって、うちの店も、町全体も、前のかたちに戻ってきている実感はある

4年前の西日本豪雨で、店は全壊。柴田さんを動かしたのはお客さんの存在だった。

4年前の柴田勇樹さん:
お客さんの為にも早く再開できたらいいなと思う

コロナ禍にひっそりオープンした明るいお店

2020年4月、新しい店舗で営業再開した。コロナ禍だったため、ひっそりとしたオープンに。

さるや店主・柴田勇樹さん:
コロナはしっかり耐えていくしかないと思う。この地域をまず明るくする。飲食店って、そういう存在。みなさんが活気づいてくれるよう、明るい店にしていこうと常々思っている

明るい店作りに一役買っているサルのロゴ。

さるや店主・柴田勇樹さん:
長男が保育園のころに“サルの絵描いてみて”と言った時、さっと描いてくれた絵。気に入っている。さるやのロゴとして使用している。家族全員で、店を頑張ってやっている気持ちになれる

さるや店主の柴田勇樹さんが今伝えたいメッセージは、2人の息子へ向けて…

さるや店主・柴田勇樹さん:
被災してから、あまり息子たちのことを構ってやれなくて、僕たちに言えないこともたくさんあったと思うけれど、店のことばかり自由にやらせてもらって、本当に感謝しています

さるや店主・柴田勇樹さん:
これからは後ろで支えるので、一生懸命楽しく、人生を歩んでください

(岡山放送)

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