東京電力管内に発令されている「電力需給ひっ迫注意報」が、きょうも継続される。経済産業省が、きのう夕、発表した。連日の猛暑が、きょうも続く見通しで、冷房使用増加などによる電力不足の懸念があるという。「注意報」が発令されるのは、今月27日から4日連続となる。

きょうには、最大出力60万キロワットの姉崎火力発電所5号機が再稼働し、予備率を1%ほど押し上げる効果が期待されている。しかし、きょう午後4時半から午後5時までの電力供給の余力を示す予備率は3.2%(きのう午後4時段階の予測)と、安定供給に必要な3%ギリギリの厳しい数字になっている。

経産省は、午後3時から午後6時が、特に需給状況が厳しいとして、熱中症には十分に注意しつつ、できる限りの節電を求めている。

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