お手などの芸を覚えるペットと言えば犬が代表的だが、今、芸を覚える“うさぎ”がTwitterに投稿された。
2羽のうさぎを飼育している飼い主さん（＠mugi20170302）が投稿したのは、5歳5カ月のネザーランドドワーフの女の子・むぎちゃんが“待て”と“よし”をしている約20秒の動画だ。
動画に映るのは、目の前に飼い主さんの手のひらを向けられるむぎちゃんの姿。視線の先にはご飯が入った皿も確認できる。
むぎちゃんは飼い主さんの「待て」の声に反応し、ピシッと飼い主さんの手のひらを見ている。遠くにご飯があるのにも関わらず、しっかりと指示に従っているのだ。
そして約5秒後、「よし」の声を聞き、飼い主さんの手のひらが動いた瞬間、ご飯にまっしぐらに駆け寄ってきた。その後はモグモグとおいしそうに味わっている。「待て」を終えた後のご飯は格別そうだ。
しっかり「待て」ができるむぎちゃんの様子にTwitterでは「賢いですね！」「うさぎさんにこんな芸ができるなんて…とびっくりです！」「うさ様の着ぐるみを被ったわんちゃんとかじゃないですよね??笑」といった称賛と驚きの声が多く寄せられている。
「できるかな？」思いつきで教え始めた
「よし」の一言を聞いた途端、ものすごい勢いで皿へ駆け寄るむぎちゃんの勢いからはご飯を食べたい気持ちが強く伝わってくる。では、どれくらいの間待つことができるのだろうか？
飼い主さんに話を聞いてみた。
ーーむぎちゃんについて教えて。
とにかく食べることが大好きです。見るといつもチモシー（草）を食べています。食への執着心がすごいです。あと甘えん坊です。ケージからサークルにだすと、足元を8字にくるくる回って遊んで、頭をなでてと要求してきます。
ーーいつ頃から「待て、よし」を教え始めたの？
生後6カ月ころから教え始めました。実家で飼っていたトイプードルにも、待てなどの芸を教えていたので、できるかなと思いつきで教えはじめました。
ーー教え方は？
はじめは手で顔を隠して、「待て」と言いながら徐々に手を離していきました。
ーーどれくらいの間、待つことができるの？
手をかざしていれば5分は待てます。かわいそうなので、それ以上は試していません。
ーー「待て」をする様子をどう思っている？
トイレを覚えさせるしつけの延長と教え始めました。待ってる顔はかわいいなと思っています。
芸達者で他にも…早いと約10分で覚える賢さ
ーー待ての他にも教えている芸はある？
おすわり、おまわり、ちんちん、ジャンプ、ベル（を鳴らす）、（台などに）乗って降りて、輪くぐり、ハウス、バーンの他にも、チューと言うと顔をなめてくれます。また、後ろ脚での二足歩行が4〜5歩ならできます。
ジャンプは細かくいうと、腕のジャンプ、背中へのジャンプ、肩へのジャンプ、太ももへのジャンプができます。また手をかざさなくても、声だけでも待てができます。
ーーどれくらいの期間で覚えるの？
頭が良いのか、ジャンプ、おまわり、ちんちん、待て、ベル（を鳴らす）は10分ぐらいで覚えました。バーンは毎日30分教えて2週間で覚えました。
ーー得意な芸は？
毎日ご飯の前にルーティーンとしてやっている、おまわり、ちんちん、腕のジャンプ、太ももへのジャンプ、背中へのジャンプ、ベル（を鳴らす）、サークル、ハウス、待てからのよしです。いつでも必ずできます。
ーー今後、新たに教えたい芸はある？
現在はりんごの木を投げて、持って帰ってくる芸を教えています。また、今後は歩いている足の間をすり抜けながら移動する芸も教えてみたいです。
ちなみに、飼い主さんはむぎちゃんともう1羽、ネザーランドドワーフの女の子・わたちゃん（5歳2カ月）も一緒に暮らしており、むぎちゃん同様、「おまわり」「ジャンプ」「ちんちん」「サークル」「（台などに）乗って」「ベル（を鳴らす）」はいつでもできるのだそう。
ただ、「待て」をすることはできるが、むぎちゃんのようにピタッと止まることができないようで、どこか落ち着かない様子を見せているという。
「芸を覚え披露するのは“犬”だけではない！」と、うさぎの賢さを教えてくれたむぎちゃん。これからも飼い主さんと共に、芸を磨いていくことだろう。新たな芸を披露してくれる時が楽しみだ。
うさぎの「待て🤚」からの「よし❗️」 pic.twitter.com/rHmLrlF0ZU
— うさぎ芸・むぎ (@mugi20170302) June 24, 2022
