埼玉県のインターネットカフェに立てこもったとして6月22日に逮捕された長久保浩二容疑者は、10年前に愛知県の信用金庫でも立てこもり事件を起こし、服役していた。
愛知での事件後、勾留中の男に面会するなど取材を続けていた記者が、男の印象について解説した。

(Q.10年経ち今回、また立てこもり事件を起こして逮捕についての受け止めは?)
記者:

残念だなと思いました。私は2度面会し、手紙のやりとりをしていますが、(当時)人を殺す意思があったとは言っていましたが、心は傷つけたかもしれませんが、性格的には(物理的に)人を傷つけるタイプだとは思いませんでした

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記者:
ただ非常にプライドが高く、自分の考えを正当化させたい、そして目立ちたいという思いがあって(今回)犯行に臨んだのではないかと思います

記者:
豊川信金の事件で判決が出て、長久保容疑者が名古屋刑務所にいた2016年に手紙が送られてきました。私が新聞の取材を受け、その紙面を(長久保容疑者が)見て、「新聞見たよ」と送ってくれましたが、7枚にわたって綴られています

記者:
「刑務所という場所は、見知った人が活躍されている姿を見聞きすると勇気を貰うことが多くあります。しかし罪と時間の重みも実感させられます」と書いてありました

記者:
罪と向き合い反省しているかと思っていたのですが、同時に周りの受刑者については「罪の大きさ、被害者の置かれている環境などを考えている受刑者の数は少なく、自身の内面にすら目を向けられていない」「きちんとした教育を受けられる受刑者は全体のごく一部、大半の受刑者はそのまま無為に時間を過ごし出所していく」ということを書いていて、当事者でありながら一歩引いた目で批判していました

記者:
結局、批判していた受刑者と同じようなことをしてしまったことになります。2013年に懲役9年の判決を受け、そろそろ社会復帰しているかと思っていましたし、少し面会しただけの私に数年経ってから手紙をわざわざ送るところは、精神面で頼る人がいなかったのかも知れません

(東海テレビ)

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